ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~現役時代に潰されないように気をつけて

60歳からの個人事業主を推奨する私でも警鐘するのは、現役時代に会社によって潰されることです。潰されて、心身を病んだら、なかなか元に戻りません。

私もあの会社であの1年くらい残っていたら実は潰されていたでしょう。

逃げた方が良さそうだという野生の勘が働いたと言いますか、まあ想像してくれればいいです。この勘はおおよそ当たっていたと思います。

私は会社と自分のどちらを優先すべきかと言えば自分であり、保身を大切にすることは当然の権利だと思っております。

保身というと悪く聞こえますが、決してそうではありません。自身と家族の生活が第一であり、ほかのことは第二か第三です。

個人事業主開始をするには、現役時代に余力を残すべきですが、会社に潰されたらオシマイです。ただそれでも私も退職後は、潰される直前で余力はほとんどなく、心身の健康を取戻すために、チラシ配りをやっていました。

心身の回復のために文章を書きつつ、チラシ配りという生活です。3ヶ月間あんまり収入はなかったのですが、その間、心身ともに妻が支えました。

パワハラの怖いところって本人に自覚がないことでして、これが当然のことだと思い込んでいることです。こういう人に関わると、やはり後の人生に響くことになります。1年や2年で異動になればいいかもしれませんが、異動しない人であれば、かなり深刻です。私もどうしたらいいかという適切なアドバイスは思いつきません。

それに以前も書いたように社長の寿命がいつまで続くか分からない中、パワハラも酷く、会社に残るシナリオがあるとしても、その先にいいことがあるビジョンがまったく見えなかったというのも事実です。

会社に残って何かいいことがあれば、モチベーションも沸きますが、天下りや社長のお友達が実権とカネを握っている以上、我々世代は芽がないと諦めていたことも事実です。

パワハラも酷いし、私も妻に会社に見切りをつけるように、「これまでだなあ」と思い、退職しました。

私を教訓として欲しいのは、「現役時代に潰されたら終わり」ということです。若ければ別の会社に逃げるのもいいですし、年を取ったら適度な時間を考えて個人事業主を立ち上げるのもいいでしょう。

会社によりますが怖いのは、個人を潰して成立しているところがあると言うことです。潰したら、また人を雇用して、また潰す、そういう会社は一定数あるでしょう。

こういっちゃなんですが、まあ逃げたというのが正しいです。あのままいれば潰れますし、個人事業を立ち上げる余力を残らなかったでしょう。