ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

負け組オッサンからの新社会人へのエール

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私はサラリーマンとしては終わった人間ですが、新社会人が街で見ると、非常にまぶしく感じます。

「自分にもこんな時代があったのだな」とつぶやきます。取材で、霞ヶ関の中央官庁に行くと、若き官僚にも心の中でエールを送っています。

今、新社会人は研修中でしょうか。ちょっとした企業ですと研修センターで講師の話を真剣に聞き、メモを取る姿が目に浮かぶようです。

でも、私は取材の時はメモ取らず、ICレコーダーに任せています。単語の確認の時だけ、漢字が間違っていないか聞き返すくらいです。

自分は、社会的責任を放棄した人間ですので、若者に対して、なにか教訓や説教めいたことをする資格もありません。

むしろ、若者の伸びしろ、素直さにはうらやましく感じます。

これからの日本の担うのはいつでも若者ですので、労働力を食いつぶされないように気をつけてねというくらいでしょうか。

私は一般的に見れば、社会人としては落伍者なのですが、まあこれでもなんとか生活しています。

しかも、繰り返し申しますが、サラリーマン時代より幸福度は格段に跳ね上がっています。

私は若者が取材相手でも、サラリーマンを辞めた理由を問われるときには、「いやー私はサラリーマンとしては落ちこぼれですから」と平気でいいます。

私の助言は負け組オッサンの戯れ言として聞いてください。

社会に出て、いろいろ悩むこともあるかもしれませんが、心のなかで、社会のレールから外れてもなんとかなるということを隅っこにおいて欲しいのです。

壁にあたってもあまり深刻に考えない方がいいです。たいていのことは時間がたてば、なんとかなるものなのです。

これは入社してしばらくして気がつくものですが、「非常識な常識」が常態化している会社や夜遅くまでの残業もあたりまえのような会社であれば、少々考えた方がいいでしょう。

もちろん、好きな仕事であれば残業OKという方はおり、すべてにあてはまることはありませんが、朝9時~夜10時までの仕事量ですと、若いウチはいいですが、おっさんになってまでそれを続けられるか少し立ち止まって見てください。

私はどのようなことであれ、生きていればいいことがあるというのが信条です。

もっというと、出世もいろんなことでも負けてもいいんです。

何々しないともうおしまいだとか道は決して一本ではありません。道はいっぱいあるんです。

ただし、道がいっぱいあることに気がつかないだけなのです。そして世の中は、ひろいです。ここの分野でダメでしたら、別の分野に再チャレンジすることだって許されます。

あまり根詰めて考えず、ちょっと悩んだら、負け組オッサンでもそこそこ幸せに暮らしている現実を知っていただければ、嬉しいです。