ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

智恵も人もクルマもシェアする時代に

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今の時代、人やモノも囲い込むというのは難しい時代になっています。

私感ですが、フリーランスの若者に対して、「ぜひ正社員になって欲しい」とお願いしても受けるかどうかわかりません。

「ヒトが足りない」と嘆く前に、みんなで「ヒトをシェアしていけばいい」と考えています。

今はクルマのシェアはわりと一般的になっています。地方では購入派が主流ですが、首都圏は家賃が高いので、カーシェアリングで用事のあるときだけ、クルマを使う方法という賢い支出も考える人も多いです。

であるならば、ヒトもシェアしてはいかがでしょうか。

もちろん、会社経営者もシェアというのは難しいにせよ、中核業務は正社員が担い、人手不足の中、ここはプロに委託した方が良い事業や仕事を直接雇用するには、カネがかかるので、請負のような形で、いっさい任せるという方針です。

とはいえ、できあがった成果物を管理監督するのは正社員が行なえば、合理的な経営がかなりはかどると考えています。

ただ、この考え方には弱点があり、中小企業に受け入れてくれるかどうかです。中小企業は規模や経営内容で異なるものの、長時間働くヒトを歓迎する傾向にあります。

成果物を出して、「おしまい」という使い方にはあまりなれていないのです。

しかし、人手不足はこれからどんどん進んできます。

合理的にシェアの発想になれていけば、経営は管理費も削減され、楽になります。

世の中にはどのくらいの割合かわかりませんが、一定数、正社員で働きたくないヒトはいるのです。

ちなみに、私もそうなのです。

あるいは短時間ならOKという方もおります。

こうした方を活用に慣れていくべきです。そもそも日本は、長時間労働すれば、成果は出るはずという神話に毒されています。

ところが長時間労働とひとりあたりのGDPを換算してもそのような因果関係を証明することは出来ません。

むしろ、長時間労働はひとりあたりのGDPを落としている結果になっている可能性が高いのです。

であるならば、短時間で成果を出すプロに任せる仕事の一部を任せる方策について模索した方がいいです。

不得意な分野を正社員に任せれば生産性は下落しますし、時間もかかり、結果、残業も増えていくだけです。

なんでも自社の正社員でまかなうというのは今は無理があります。

なので、経営者はシェアについてもっと柔軟に考え、ヒトの活用を進めた方がいいです。