ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

嫌な思いをして働く必要はなく、ほどほど稼ぐライフスタイル

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サラリーマン時代末期に思ったことは、「これ以上給料が上がらなくてもいいから、仕事から解放されたい」ということでした。いやむしろ、「給料が激減してもいいからこれ以上は無理。今の仕事は辛すぎる」と日々思っていました。

最後の1年間は心身ともにボロボロで、なんとか頑張りましたが、もろもろのことがあり、あるプロジェクトが終わった後、とりあえず数日、出社しました。

しかし、10月末に「心身を病んで出社できないので後はよろしくお願いします」と伝えるのが精一杯で、引き継ぎや退職届の提出や社長への退職理由などの説明を行なって、逃げるように退職しました。

中には、「まだ会社に席が残っているのだから」と言って出社を促す人もいましたが、私は「用件があれば出社しますがそれ以上は無理」と頑なに断りました。

我ながらみっともないですが、事実上の「バックレ」です。

ただし社長が退職を納得したので、この「バックレ」も認められました。

もし、自分が引き続き会社に留まっていれば、最近、流行りの新小岩駅でご迷惑をかけていたかも知れません。

最終年の年収は50代で600万円。中小企業の部長職ですがプレイヤーでもあり、マネージャーでもありました。

この年収が高いか安いとみるか人それぞれですが、最後に思ったことは、「年収600万円を失ってもいいから、人間らしい生活をしたい」とのことでした。

こんな嫌な思いをして働く必要があるんだろうかと思っていました。

しかも仕事がらみの自腹支出も多く、税金や社会保障支出も含めればおおよそ手取りは420万円ほど。

みなさんは、「50歳過ぎたシニアに近いオッサンが部長職でヒーヒー泣き言いって手取り420万円か。。。情けないオッサンだな」と笑うかも知れませ

先日、森永卓郎氏は上記にこんなコラムを執筆されていました。

「お金目当てに嫌な思いまでして働く必要はない」

まったく同感です。今の私の手取りはおおよそ年収300万円くらいですが、全然幸福度が違います。もちろん今の方がはるかに高いです。

先日の記事で支出の優先度を考えればライフスタイルは変わる内容を執筆しました。

nagaisan00.hatenablog.com

手取り420万でヒーヒー言って働くのと、300万円でゆったりとした生活が送れるのを比較してどちらが人間らしいのかとあらためて考えます。

森永氏は、「私は、お金目当てに自分の自由時間をすべて失うほど、あくせく働くことは止めた方がいいと思っている。もちろん、お金に縛られないために、最低限生活できる程度のお金を稼ぐことは重要だ。かといって、嫌な思いまでして働く必要はないだろう。ほどほど稼いで、後は好きなことをやるのが一番いいのではないか。」と述べています。

まったく賛成です。森永氏の指摘は、私がサラリーマン時代末期に思い続けていたことなのです。

私は今度の2月の平日に妻と河津桜を見に伊豆一泊旅行を計画していますが、サラリーマン時代では有給休暇もろくにとれないなか、平日に行くのは無理だったでしょう。

平日ですと休日と比べてホテルの値段も全然違います。

あとは今年12月に台湾か沖縄旅行も計画していますがこちらも平日に行こうと考えています。

連休に海外旅行に行けば結構な金額になりますが、平日に行くとものすごく安いです。

その代わり日々の生活は節約続きです。優先順位を旅行に置いているため、妻との旅行を楽しみにして、節約と仕事のご褒美として旅行に行くのが私たち夫婦のライフスタイルです。

ライフスタイルは人それぞれで私の生き方が正解だというつもりもありません。

サラリーマンを続けられる方も当然、敬意を表していますし、フリーランサーとして頑張る方も双方立派だと考えています。

しかし、このライフスタイルがサラリーマンを30年ほど続けた結論でした。