ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~1社下請の危険性

私の個人事業の基本方針は、できるところはすべて自身で行い、外注もせず、黙々と個人事業を完結し、大きくせず、あくせくして働かず夫婦ふたりが生活する分稼ぐことに専念しています。

そんな私は事業拡大をまったく考えていません。そういう野心もないので、独りぼっち社長の業務を淡々とこなしています。この程度の規模であればオフィスも従業員も不要で、自宅で仕事をすれば済みます。こんなこというのもなんですが、在宅ワークを個人事業にしているだけなのです。大変なことは青色申告で税務署に行くときだけです。

今は8社下請でこれをもう少し増やしていきたいところです。理想は10社取引です。

というのも、今は仕事は困っていませんが、一つのサイトがポシャるとやはり焦ります。

そこで私も8社との取引をしていますが、1社に依存するのは危険です。そのあたり、シルクfactoryさんが漫画で描いています。

www.comico.jp

私もかなり参考にしたマンガですが、1社下請のため、起業したら半年で行き詰まったことを描いています。起業した場合、最初の頃はやはり私は、営業回りが主体ですが、どこでお世話になるか分かりませんので、同業ライター、カメラマンとも結構名刺交換をします。

シルクfactoryさんのケースは独立して前職の会社から仕事をもらうビジネスモデルでした。しかし、会社は社員に外注の金額について削減しろとの指示があったので、その社員は、シルクfactoryさんを切ったのです。

私の場合、淡々と取材・執筆企画案を立案し、編集者からOKがでると、その仕事をしていることが多い反面、いきなり一冊の本のレベル、週刊誌レベルの分量の丸ごと依頼もあります。その際、そちらを優先します。入ってくるお金が全然違います。この時はかなり忙しいですが、今まで締め切りに間に合わなかったことはありません。

ただし、その仕事に依存すると切られたときが恐ろしいです。まあ、私がいいたいことは仕事はまんべんなくやるのが一番いいということです。

 ただ一般的にリーマン・ショック級の不景気がやってくると仕事量そのものが激減します。下請に出す余裕もなくなりますので、その際、私たちのような立場は極めて不安定になります。また、仕事は競合もありますので負ける場合もあります。

1社下請の場合、直撃するでしょう。

私の場合、ある仕事をこなすよりも、仕事をつくってそれを企画案として提示し、編集者やwebニュース社がそれを買うシステムが多いです。なので企画で勝負をします。

 個人事業主が生き残るためには工夫は大事です。