ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~墓じまいについて

いつか私は姉と相談しなければならない案件が墓じまいです。私の家には子どもはいません。できれば欲しかったのですが、こればかりは運がなかったです。

妻も私も悲しいことですが、2人で楽しく仲良くやっていこうと決めました。まあ2人とも食い道楽なので、今は仲良くコロコロ太っています。

子どもがいないということは墓参りする人がいなくなるということです。墓の管理費も私が支払っていますので、姉夫婦がいつか亡くなれば、私も墓の処分をしなければならないと考えています。

姉夫婦には幸い子どもが無事成長し、働いていますが、この子たちに、墓の処分をさせるわけにはいかないとも思っています。

よく、テレビの特集で墓じまいする人々が登場します。世代は私かそれ以上です。

ちなみに、私はどこかの寺に檀家として世話になっていません。母が父を説得して、生きているウチに墓を買うとその後の人生が恵まれると信じて霊園で購入したものです。

私に子どもがいれば、墓については子どもに一任するつもりでしたが、家の相続が事実上なくなることとなると、墓は私の生前になんとかしなければいけないと考えています。

私は幽霊を信じていませんし、私も自分が亡くなったら、どこか知らない山に骨を粉々にして埋めればいいと妻に言っています。妻も同様です。

私は父を家族葬で弔い、喪主をつとめましたが、こういうのでいいと今でも思っています。私の葬儀もこちらでいいです。

僧侶の読経もなく、戒名も不要で葬送曲でも流せばいいです。

考えてみれば、家の継続は難しいです。このご時世、三代続けば、割と続いた方かもしれません。日本が豊かになって、何々家の墓を建てる習慣が根付いたのだと推察していますが、日本の衰退とともに、冠婚葬祭文化も次第に細っていくのでしょう。

これも時代なのでしょう。もともと私の家は立派でもないので、冠婚葬祭にはお金をかけていませんでした。母が亡くなったときはそれなりに見栄もあり、結構なお金を使いましたが、今はそういう時代ではないことにうすうすと感じ、父の葬式は家族だけで見送りました。

私はちなみに、現役を退いていますから、冠婚葬祭のおつきあいはなるべく避けるつもりです。余分なお金を出費したくないという思いとこれから人生は拡大志向よりも縮小志向になるのは必然ですからです。

現役を退くというのは、多少恥をかいてもいいと思っています。つきあいについても派手さは失われますが、その代わり、家庭の充実をはかっていきたいところです。

墓の文化は人によりそれぞれ意見が分かれるところですが、みなさんのご家庭で話し合って決めればいいことですが、日本の墓文化もどこまで続くか分かりません。