ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~事業主にとっての飲み会

 私はあまり飲み会に出席しませんが、目的があってこの人にコネをつくってインタビューしたいという意向があれば必ず出席します。逆に言えば目的がない飲み会には出席しません。個人事業主はいろんなところにコネをつくり、また学ぶ必要があります。そうしないと個人事業主はお金を生み出すことが出来ないのです。

 サラリーマンの時は飲み会は面倒だなと思うこともありましたが、今はとにかくお目当ての人物に接近するため結構思い切っていきます。

 その飲み会のお金ってどこから出てくるかと言えばネットニュースの編集部です。自腹でさすがに飲めない局面が多いので、編集部に「この人にコネをつくって今この問題がホットですからインタビューしましょう」と企画案を提案します。その企画案が通れば、飲み会の費用も出してくれます。これが後々効いてくるのです。

 飲み会に出席したらお目当ての人物に近づいて必ずインタビューが実現できるよう尽力します。飲み会勉強会には大手の一般紙も来ます。朝日・読売・毎日・東京新聞の記者さんとも名刺交換します。こういう大手の一般紙の名刺は基本スマート、そしてやること全体綺麗なんですね。

 彼等も紙媒体はどうなるか将来心配はしています。朝日新聞と読売新聞の記者もライバル同士ですが現場ではお互いよく飲んでいます。

 彼等もそれぞれの立ち位置があるのですが私も政治関係の記事を方向性を模索していたとき、私にとってはやはりリベラル記事の方がすっきりするのです。ライターを仕事にして、政治の記事の依頼もあります。その時、保守とリベラルの両輪の立ち位置で執筆するのはかなり難しいです。少なくとも私はできません。

 それはともかく、編集者はすべての飲み会や取材に出席することはかなり難しいです。ライターは編集者に成り代わって取材して記事を執筆する代行業のような側面があります。飲み会も代行なのです。これは私にとってコネをつくれる場所でもありますが、そのコネをもとに取材の範囲を広げ、編集者はさらにそれを活用します。

 ですからライターのコネ=編集者のコネでもあるのです。基本フリーライターは大手新聞社と同じ対応を取りません。接近戦に持込んで話をじっくりと聞きます。WEBニュースって週刊誌のような記事が多いですから、大手一般紙と同じ記事を書いたらすぐボツにされます。

 大手一般紙と全然毛色の違う記事を執筆しますのでやはり企画力で勝負します。なにが言いたいかと言えばサラリーマンと違い事業主は飲み代の元手をとらないといけないと極めてシビアに見ているのです。ちょっとした勉強会に出席してもお金にならないので勉強会を得た知見をもとにお金に化ける錬金術が必要なのです。ですから事業主は毎日、これは取材可能かどうかと考えているのです。その意味で私の仕事は、「情報錬金術師」とも言えます。

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