ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~個人事業主はなぜ楽しく働けるのか

 私はサラリーマン時代、比較的他の人から見れば恵まれた仕事だったと思います。ただやはり不平・不満は止まることはなかったです。これは決定権がなかったことが大きいです。

 これは組織で働いているから当たり前です。おおかれ少なかれ組織で働くと分かりますが、自分の意見が通らないことがほとんどです。特に中小・零細企業ではトップダウンで決める文化ですから、意に反する決定がおりてくるとストレスが溜まります。それに自分でもよく30年ほど、あの満員電車に耐えられたなと回想します。

 「骨折れるんじゃないの」

冗談抜きで何回もそう思ったことがあります。それだけ都内の満員電車に乗るのは大変です。

 しかし、その代わりサラリーマンのいいところは定期収入が入ります。誰かがサラリーマンの定期収入の半分はこの「我慢代」と言っていた人がいましたが、まあ当たっています。現役時代、年収の半分でいいから、この我慢がなくなればいいと考えていたほどです。ハッキリ言いますが、我慢は身体に悪いです。しなくてもいい我慢であればしない方がいいです。その我慢に耐えきれず、会社を辞めたわけですが特段、後悔はしていません。

 私は個人事業主を2年間続けていますがサラリーマン時代と異なり、仕事はこんなに楽しいのかと驚いています。理不尽な命令を言う人もいませんし、何よりも自己決定権の回復は人生にとって最大の喜びだと思います。考えてみればサラリーマンだった父が後に個人事業主になるのですが、いつも言っていた愚痴をこぼさなくなっていました。私は「60歳から始める個人事業主」を執筆していますが、人生ずっと雇われというのはあまりにももったいないと言うことは確信を持って言えます。

 こんなことを言うのもなんですが、リクルートみたいに副業OKの会社に勤務していれば、サラリーマンやOLを続けつつ、個人事業主を開業してもいいと思います。ただ、日本企業のほとんどが副業NGなのでこのあたり気をつけなければいけないのです。私の前職で感謝しているのは、副業についての項目がなかったので自由に副業をしていました。前職が副業項目がなかったのは今でも分かりませんでした。そもそも副業をやろうと考える人がいなかったこともあり、会社としても副業項目を記入しなかったのでしょう。

 繰り返しになりますがサラリーマンのメリットは定期収入と社会保険を半分負担してくれることにあると思います。これはかなり大きいです。私がサラリーマン時代、大病をして手術した際でも定期収入が入ってきたことが大きいです。ただ楽しく働くことは出来ませんでした。会社を辞めると定期収入と社会保険の半額負担を失うことになりますので、もし個人事業主になりたいというのであればこの点をじっくりと考えなければなりません。

 ただもし仕事は楽しくやりたいというのであれば、個人事業主という道もあること言うことを頭の片隅にも置いていただければ人生の幅も広まります。

 最後まで読んでいただき、感謝します。読者登録よろしくお願いします。