60歳から始める個人事業主~ライターの場合は個人事業に関する本は読まなくてもいいです
会社を辞めるときはいろいろバタバタしていました。ライターとして個人事業をはじめるにあたり何をすれば良いか分からなかったので個人事業に関する本を大量に買い込み、読みました。
しかし、妻は冷ややかに見ていました。というのも、
「あんたの場合は売り買いするわけではないからすごくシンプル。売上から経費をマイナスするだけでいい」というアドバイスをしていました。結論から言えばさすが商売人の出だけあって商売のことがよくわかっていました。
今思えば本を読む必要は無かったです。
私が行なったことは、最寄りの税務署に開業届と青色申告申請書を提出しただけです。
あとは、月々の収入がいくら入って、経費はいくらかかったかを計算するだけです。
それを確定申告の際、申告します。私の場合、収入がほんと知れています。だから総務的作業は楽です。
これが売り買いするのであれば色々と面倒くさい手続きが必要だと思いますが、ライターの総務的な業務はこんなものです。
ですからライターの場合あまり真剣に考え込まなくてもいいのです。これがライターで1000万円稼ぐ世界であれば私はそれは分かりません。いろんなつきあいや飲み食いも活発だと思いますのでそちらの世界はまた別です。
私の生活ってせいぜい年収300万円でコスパの良い生活のあるべき道を提案しているのでありまして、ライターでお金儲けできる話を書いているのではありません。
そこであえてみなさんに問いたいのですが、1000万円もらって忙しい人生送りたいですか。私はノーです。収入が少なくていいですから心と生活に余裕が欲しいです。
実は、父もライターではなかったですが、売り買いするタイプの個人事業主ではなかったです。姉も同様です。ですから割と楽だったと思います。
亡父と姉の生活を見ていますと気楽です。私も含めて三人ともそれほど稼いでいないのにもかかわらず、楽観的な生活しています。
でも私の母はこういう生活を嫌い、本当は私に対しては公務員になって欲しかったのです。母は父が個人事業をやっていることについてあまりいい気はしなかったのです。
ふと、考えてみると私の血統って個人事業主が異常に多いです。確かに私はサラリーマンでしたが、気がついたら個人事業主をやっていますし、親戚も一人親方などの個人事業主をやっているのでそういう家系があるのかなと思いました。
親戚を見ていても結構気楽に過ごしている人がとても多いです。もちろん、商売ですから楽ではないでしょう。元々、私は大学を卒業したときは、個人事業主をやるとは夢にも思わなかったのですが、今思い起こすと個人事業主の親戚もそれほど辛い生活を送っているとは思えない方が多かったです。
個人事業主の家系というのはあるのだろうかというのが最近思うことです。