ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~老後の居場所について

老後、よほどの金持ちであれば趣味やボランティア、あるいは町内会活動に専念できますが、これからの日本はそんな人はごく一部でしょう。

以前のニュースで、退職後、大学院に通って学び直しすることが流行っているとの話もありましたが、今の私ではとても無理です。確かに、情報収集で図書館に通うことはありますが、そうそう入り浸ることもできません。

図書館にいると株の関係なのでしょうが高齢者同士で日経新聞の奪い合いになることが多く、私も実は、「あの人早く読み終わってくれないかな」と思っています。

ですから高齢者は働く場所があって、行くところがあると言うのはかなり幸福であると思っています。

そのため、かねてより現役時代から老後の居場所を確保すべきと提起しています。しかしながら、現役時代の名刺はほとんど利用できないというのもこれもまた厳しい現実。定年退職あるあるではありませんが、「いつでも会社によってください」と若い人に言われ、それを真に受けて、本当に立ち寄ったら誰も相手に相手にしてくれなかった話はよくあることです。

ですからどんなに会社勤めで尽くしたとしても辞めたら会社との縁はそこで切れるのです。そこで私は現役時代での副業を推奨しているわけで、なにがどのような形で人との縁が生まれるかわからないものですから、いろいろと業務以外での縁を結んでいて損はありません。

縁というのは予想外の仕事も生み出すのです。

70歳になってもサラリーマンを続けるという希望があり、またそれをかなえてくれる会社があったとしても、都内の満員電車に揺られるのはなかなか辛いです。私はサラリーマンの満足度が低いのは、あの満員電車によることが大きいと考えます。

そしてサラリーマンの弱点は雇用主からの意向によりますが定額使い放題ですので、たとえば30万円月額支給すれば60万円の働きをして欲しいという考えを持ちます。

そして人間の欲望は際限がありませんからタスクを解決すれば、次の難しいタスク解決を要求されます。65歳~70歳でさらに現役社員として頑張ることが難しいのはここにあるのです。

実務をなんでもやってくれる部下をつけてくれれば、続けられますがこれは例外中の例外です。たとえぱ社長と友達、親族などの特別関係がなければ、事実上の部下がなく、なんでも1人でこなさなければなりません。

そのため、50代のサラリーマンは、今の現状に満足せず、早い内から次の後半戦の人生を生きるかを考えるべきなのです。