仕事するときは全力で。休むときは休もう
スローライフといっても働かないわけにはいかないです。
サラリーマンはいろいろな業務があり、調整作業もあり、多岐にわたります。ここであえて言いますが楽をしようと言うことではありません。
人生の再構築を考えてもいいのではないかと思うのです。そこで必要なのは自分の業務の棚卸しです。
自分の得意分野と不得意分野を分けて、不得意分野について捨てて、得意分野に集中する仕事のあり方を考えてみてもいいような気がします。
不得意分野を仕事にするのは大変苦痛です。私がサラリーマンを辞めた理由の一つがまさに不得意分野にも集中せざるを得ない環境だったのです。
ライターという仕事は自分の好きな分野でありましたし、やりがいは当然持っています。であれば、その仕事に特化し、集中してもいいのではないかとかねてから思うようになっていました。
自分がライターに集中するようになってから、一定の仕事が終わると、私は、
「今日の仕事はこれで終わり」と考えるようになりました。
サラリーマン時代はいつ果てるとも分らない仕事が待っていましたが、切りのいいところで終わる業務こそがスローライフと考えています。
ただ楽をすればいいというのも違う気がします。
仕事の区切りが決めると昼寝もします。何よりも仕事はメリハリが大切です。
どうも日本の業務や仕事はこのメリハリがないのではないかと考えています。
「集中するときはする、寝るときは寝る」
特にライティングは集中度が高いです。原稿一本は3000字~5,000字ですが、一本終わるとやはり疲れます。
そんなあとは、一服するようにした方が生産性が高いと思います。
日本企業はこの一服や一休みがあまり上手ではありません。この仕事が終われば次の仕事も全力で、そんな仕事を続けていけば疲労も溜まり、身体も壊してしまうのではないでしょうか。
「仕事するときは全力で休むときは休む」
こういう働き方を再考してもいいのではないでしょうか。少なくとも私が個人事業主になった理由の一つがこうした働き方を実現するためでした。
優秀な広報がライターを動かす
実は私はなんでも書けるというわけではありません。
やはり得意分野と不得意分野に分かれます。ある日、お世話になっている会社の広報の方から、記者会見の案内が来ましたが、これは女性ライター向けではと思い、書けないだろうなと思いつつ、webニュースの編集部に記者会見の案内を送りましたが、企画案は却下されました。
私が執筆しているのは男性向けのwebニュースで女性向けのニュースは無理がありました。
しかし、その会社に出欠について返事をしなかったところ、電話がかかってきまして、「是非出席を」と言われました。
その広報の方は大変優秀で私も記事執筆でお世話になっているものですから、真剣にその方のお話を聞いたところ、わかりやすい説明もあり、社会的意義があると考え、再度、編集部に説得し、掲載のOKがでました。
とはいえ、こちらもバーターで、編集部に対して、「実はこういうスクープネタがあるんですよ。この記事が掲載されれば売れますよ。なので、こちらの記事の掲載もお願いしたい」と言います。
何も手持ちがなければ、編集部も納得しませんので売れるネタとのバーターでやりとりします。
しかし、私がここまで動くというのは魚心あれば水心。私は先日、お金は大事と書きました。その反面、私はお金だけでは動かないのです。
フリーライターは広報と編集部の接着剤の役割を果たします。ただ書くだけではありません。
私の場合、広報から連絡があった場合、それを編集部に伝えますが、私も人間ですから普段つきあいがない方から連絡があってもリキが入らないのも実情です。
メールでも電話でもいいんです。コミュニケーションが大事なのです。
そうしますと、こちらも「この広報に一肌脱ごう」という気になります。
それにこの広報は一般紙やほかの媒体と同様にフリーライターを大事にされます。
ただ、私の場合は、ほかのフリーライターの記事は分りませんが、かなり丁寧に書いているつもりです。
そういうところが評価されているのかも知れません。特にその会社にとって重要な記者発表であればなおのこと、多くの媒体に掲載してもらいたいというのは当然です。
まあ、結論からするとライターがリキを入れるのは、広報次第なのです。
住宅ローンは60歳までには終わらせたい
こう書いていて、なんですが、実は私は住宅ローンはありません。同じく車のローンもありません。
夫婦ふたりでほそぼそと暮らしています。
もし、自分がサラリーマンを続けていたらと仮定すると60歳までにはローン支払いを終えたいと思います。
といいいますのは60歳を超えて再雇用になった場合、給料は激減しますし、ローン返済に無理があると思うのです。
しかも、私には子どもがいないので2世代ローンもムリです。そこで現実的には、60歳まで頑張ってローン返済がベストなのでしょう。
家を購入する世代はだいたい25歳~45歳くらいの世帯が中心でこれは統計で出ています。家は一生の一度の買い物ということで若いウチから決断するというのが日本の住宅産業を支えているのでしょう。
ところでこのニュースを見て違和感があったのは50代に家を購入し、80歳代まで支払う高齢者がローンを組んだことです。
お子さんもいると言うことですので2世代ローンを検討したかも知れませんが、高齢者がローンを組むのは極めて危険です。
私も50代でそろそろシニアの声が聞こえますのでよくわかりますが、3000万円の家を購入してもサラリーマンを続けたとしても返済する当てがありません。
このニュースはテレビ朝日で放映していたのでちょうど見ていたのですが、物件を見て、このご夫婦はやや浮かれていたのではないでしょうか。
確かに退職金という大金は一時的に入ってきますが、再雇用での給料は半分くらいに減りますので、どのようにして返済する考えであったのかよくわかりません。
人間いくら元気であっても80歳まで働くのはムリではないでしょうか。個人事業主は定年があってないようなものですから、それはいくらでも働けますが、父も80歳くらいで仕事を打ち止めしました。
それでもよく働いたと感心しました。そうはいっても晩年は小遣いくらいの稼ぎで、タバコ代+αの収入でした。年金もありましたので食べるのにそうそう困らなかったのでしょう。
父はローンも組まず、晩年ものんびり暮らし悪くない人生でした。
ブログは気分転換でやるのがちょうどいいのですかね
私はかなりの面倒くさがりやです。
そんな私ですが、ブログ日数が168日。よく続いたものだと感心しています。飽きっぽい私がここまで続いたのは奇跡と言ってもいいでしょう。
しかし、この相変わらずこのブログは読まれていません。おおよそ1日のアクセス数は70くらい。過疎ブログとしてぼちぼちやっています。
「なんでブログ更新しているの?」との質問もありますが、
基本的に気分転換です。何しろこのブログは他の方が見て役に立つわけでもなく、ライターとして稼ぐための方法を伝授しているわけでもありません。
いつもwebニュースで堅い記事ばかりを書いていますと疲れますので、思いついたこと感じたことを適当にそのまま文章にしています。
なので、「アクセス数を増やさなくては」「みんなの役に立たなくては」という使命感を持ってブログを更新しているわけではありません。
まあ雑談気分で文章を書いていると思って下さい。
でも時々役に立つことも書いているつもりです。
私の記事はどこで見られるかと言えば、私の名前でTwitterを検索していただければ、私の書いたニュースを見ることが出来ます。
ご覧になりたい方は是非、どうぞ。
なんでこういう記事を書いているかと言えば最近、私が読んでいるブログ主の方がポツポツとブログの更新を中止したり、ブログそのものを辞めてしまう方がいるからです。
いろいろあるのでしょうが、なるべくいいブログにしたいという気負いを少しなくしてはいかがでしょうか。
書くことがなければ休んでもいいですし、少し頭をまっさらにするのもいいです。
自分が撮影した写真一枚であとコメントするだけでもいいと思います。
私の場合はブログは気分転換と宣伝も兼ねています。やはりフリーライターは名前を露出してナンボの世界ですから、ほかのライターもやはりブログやFacebook、Twitterも更新することが多いです。
私はフリーランス業界についてはライター以外はよくわからないのですが、webデザイナー、カメラマンも似たようなものかなと思っています。
まあ要するに、あまり悩まず肩こらず、ほかのブログ主様も続けて欲しいというのが願いです。
ライターは原稿料が上がると執筆意欲が沸くか?
ライターにはあたりまえですが、生活があります。私の場合は緊急性の場合を除き、2ヶ月先の計画を立てていますが、なので、ある時はこちらの媒体に力を入れ、来月は別、再来月はまた別の媒体にそれぞれ順番で執筆回数を増やすなどいろいろと考えています。
実は私はあまり蓄財には興味がなく、原稿料についても淡泊でありつつも、結構ないい金額を提示されると、やはり心が動きます。
ある編集部から原稿アップの金額を提示されたとき、「おっ大金だねえ。ありがとう。本当に感謝しますよ」と話したことがあります。
すぐには動けなくても二ヶ月後や三ヶ月後にはそちらの媒体の取材や執筆量を増やしていくことは当然の流れかも知れません。
ただし、この記事は楽ではありません。たまたま、2日続けて二本連続して執筆した際、疲労度も半端ないです。専門知識がないと書けるシロモノではありませんし、ICレコーダーのデータも正確を期すために何回も聞き直します。
、「あっこれ間違っていた」と分ると何回も書き直します。
実は記事には専門知識が求められるものとそうでないものがあります。
専門知識が必要ではないとハッキリ言うと楽です。
雑談の延長で取材し、記事のまとめもあまり時間がかかりません。
しかし、この媒体の記事は基本長文で5,000字以上。ほかの媒体は3300字です。
私は実は取材の時ほとんどメモを取りません。質問事項は事前に提出するものの、雑談するような形でインタビューをします。
これは私が取材時に相手の話をより多く引き出したいということのスタンスだからです。
メモを取ると相手の話を聞くことがおろそかになり、質問も淡泊になるからです。そこで私の場合は、ICレコーダーを常備しています。
一般紙や業界紙であればメモで済むかも知れませんが、字数の多いwebニュースはそうもいかないのです。
取材した後、記事掲載のお知らせを相手にメールしますが、みなさん、私の原稿は一様に「長く詳しい」という感想を話します。
話がそれましたが、原稿料が上がると私のようにお金に淡泊でも執筆意欲がわきます。なので、これはかなりのケースにあてはまるのではないでしょうか。
逆に専門知識が要求される中で執筆を求められた場合ですが、原稿料が破格に安いとやる気が起きなくなるかも知れません。
以前、別の会社から専門知識を必要とする記事の執筆の要請がありましたが、原稿代が合わないと言うことで丁重にお断りしたケースがあります。
もちろんその原稿代では受けられないというを直接的に言うのではなく、
「今忙しいです」というテンプレのお断りの言葉でしたが。
まとめていいますが、どのライターでも原稿料が上がると執筆意欲がわくのは当然であり、そちらを優先して仕事をするようになります。
ライターと編集者の共同作業で媒体を成長させる
私はwebニュースで三つの媒体で執筆しています。
ビジネスジャーナルやエキサイトニュースはすでにブランド化していて、私が頑張らなくても、一定のネームバリューはありました。
しかし、私が本気で媒体を成長させなければならないと考えていたのは、ある建設系webニュースでした。
何しろ立ち上げて間もない媒体でしたし、元々、建設業界で働いていましたが、このwebニュース媒体を名乗っても認知度は低かったです。
実際、取材は当初大変でした。何しろ誰も知らないですし、なかなか相手にしてくれませんでした。
そこで私や編集部と折を見て相談し、ブランド化計画を密かに考え、大物の方を一部登場させることに成功し、ほかの多くのフリーライターと力を合わせ、最近、建設業界では会うごとに、「いやー読んでいますよ。面白いですね」
と言われることがかなり多くなりました。
先日も都庁の会議で取材に行った折、本庁課長と名刺交換を致しましたが、「読んでいますよ」とこれまた言われました。
その会議の内容を記事にする予定ですが、「どんな記事になりますか?」と問われましたので、「まあ週刊誌みたいな記事になります」と答えました。
ちなみに、都庁本庁課長はキャリアで結構偉い方で、その方も読んでいると言うことで、私も結構自信が付きました。
建設業界には専門紙がありますが、webニュースは当然、そことの差別化をはかっていかなければならないので同じ発表モノでもきつい部分も書きます。
専門紙の対象はあくまで業界の人間を読者層としているため、時として業界紙と呼ばれます。
業界紙といってもたとえば午後2時に会合や会見があれば、即日に追い込みますので大変です。締め切りはおおよそ4時半~5時くらいですから、その間に800字ほどの原稿を書きます。
決して楽ではありません。訓練が必要になります。
webニュースライターは、こうした会合があれば、早い時期にまとめ、場合によっては5300字ほどの記事になり、写真も豊富です。
業界紙記者と業界に特化したwebニュースライターは、似て非なるものです。優劣はありません。
基本、建設業界を代弁する立場にあるものの、綺麗な言葉でまとめるのではなく、時として、きつい直球で訴えかけます。
きつく、ホンネの部分を書かなければ一般人に届きませんし、建設業界の窮状を訴える際、綺麗にまとまった言葉では、「そんなに困っていないのだな」と誤解されるむきもあります。
業界特化のwebニュースは業界向けでもありつつ、一般向けでもあるのです。
とはいえ、インタビューに応じて頂いた方の多くは、私たちは丁寧に執筆するため、感謝されることが多いのです。
この1年間、頑張ってきた甲斐があったなあと思っています。
多くの建設業界関係者から感謝され、また建設業界のホンネを執筆するスタンスで続けていきたいと思います。
ライターに忖度は必要か?
私はライターで必要なことは営業力と書いたことがあります。フリーライターとして独立しても誰も知らないわけですから、編集プロダクション、webニュース編集部にアピールし、私は「こういう記事が書けます」と実績を説明できる能力が必要です。
私は前職では機関紙を作成していましたので、こういう機関紙を作っていましたとよく話しました。
そういう中でいくつか仕事の依頼があり、仲良くなるとこちらから企画を立案するようになり、今は仕事も波に乗っていると言うことです。
では、「ライターに忖度は必要か?」ということですが、「どんな仕事であっても忖度は必要だと考えます」というのが私の答えです。
ただし、忖度しすぎると記事がつまんなくなるので程度の問題でしょう。
特定の企業や団体と仲良くなると、忖度することが多いです。やはり、次の取材でもお世話になることが当然あるので、色々と日々、情報交換していくウチに仲良くなり、記者会見でも出席を要請されることが増えますと、忖度するようになります。
このあたり、フリーライターとジャーナリストの違いでしょうか。
私はフリーライターと名乗っていますが、ジャーナリストと称したことはありません。
ただし、時折、ジャーナリズムの顔も見せることがあります。
たとえば建設系webニュースで執筆し、いろいろな委員会を取材しますが、委員会の席上、刺激的な発言があれば、公での発言ですので、忖度せずに、あますことなく執筆します。
これが専門紙や一般紙であれば、書くことがないのですが週刊誌的な内容も必要ですので、こういう時は遠慮なく書きます。
ですのでICレコーダーを常に常備し、委員会の時でも録音しています。
一般紙や専門紙と同じ内容の記事であれば、webニュースとしては売り物になりません。ですから労力はwebニュースライターの方が実はきついです。
委員会や会議を主催する人にとってはたまらないでしょうが、ここを忖度したら記事がつまんないので忖度することはありません。
実は、私のような野良ライターが委員会などを取材したいというのは、先方にとってはあんまり好ましくないのです。
行政の会議であれば特別な場合を除き、公開する義務があります。あまりにおもしろおかしく詳細に書かれますと、担当官にとってはプラスになることはありません。
こういう野良ライターをどう扱うべきかということですが、なかなかコントロールしにくいです。
それでもコントロールできないことはありません。このあたり人としての情が必要です。お互い情を交わすことによって、以外と仲良くなるものなのです。
そこで忖度も生まれてくることもあります。
ただし一切忖度なしの取材もあります。取材対象者がこの機会を逃したら聞けないという時です。この場合、つきあいとか一切考えず、空気も読まず、直球の質問をぶつけます。
ライターには忖度する場合としない場合の強弱があるのです。