ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

政治ライターの魅力

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昨日も追い込み記事。さすがに2日連続で会見当日、追い込み作業はきつかった。

しかも一昨日は9時会見からの追い込みでまだ楽だったが、昨日の会見は3時45分から会見開始、終わった後、自宅に戻り、1回飯を食べて作業が終わったのは9時半頃。

こういう会見記事は他紙と差別化をいかにはかるかが課題。

だから簡単そうで実は難しい。

他紙といかに違いを見せ、時としてえげつないことも書かなければいけない。

webニュース系ライターは、こうしたえげつなさが必要なのだ。

えげつなさと相手に対する尊重を合わせ持つ器量がないとやっていけない。

人間は、こうしたえげつない記事を好む人も多い。その需要にこたえる部分を持つことも大切。

その場合、立場を明確にする記事内容としなければならない。立場がふらつき、どうにでも取れる記事はもうしわけないが読まれない。

政治記事は立場を保守革新問わず、自らの立場を明確にし、批判するか擁護するか選択し、記事を書く必要がある。

しかも批判する際も、えげつなく容赦なく批判する。

基本、私は今回の事実上の民進党の解党はどんなに言葉を綺麗にしても希望の党へバーゲンセールしたとしか思えない。

しかも、小池百合子代表が民進党議員の選別までするというのであるから、恐らくリベラル派や小池氏が好まない人は排除されると確信している。

それでも民進党議員が前原氏の演説で、「自分は大丈夫」「今後もめどがついた」と考えているのであれば、かなりお花畑の考え方だろう。

政治というのは騙し騙される世界で、私はそれは悪いとは思わない。

それが政治というもの。政治の世界では「騙された方が悪い」。これが政治に対する私の思想だ。

「騙す政治家がいるから騙される政治家がいる」

これが政治社会の真理なのだ。

あー嫌な社会だ。

 

希望の党結党会見の楽屋落ち

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今回、ビジネスジャーナルとして希望の党の結党会見を取材したけれど、つくづく疲れた。

webやニュース記事は二通りあって、当日何がなんでも追い込むものと、いつでもいいものがある。

記者発表は当然その日に追い込む。

これは若い時ならいいが年取って追い込み作業やるのは結構大変なのだ。しかも、追い込むから文章が短くていいわけではなく、当然のことながら通常原稿並である4,000字ほどの執筆が求められる。

飯もこの時は簡単なもので済ます。今日は、肉まんとカレーまんを食べた。追い込み記事がある時は、10分で終わる食事がいい。記事が終わるまで、ひたすらタイピングするのだ。

実はこの写真も私が撮影している。フリーのライターは実はカメラマンも兼務することが多い。

カメラは素人だから手を抜いてもいいというのは単なる言い訳で、そこそこの技量が必要だ。だから会見では記者席よりもカメラマンのスペースに座る。

基本、ICレコーダを活用するからメモも取らず、ひたすら写真撮影に専念する。

現役時代は、記事の追い込み量は800字ほどであったが今考えればかわいいくらいの分量。

あの会見で4,000字も書くことがあるのかといえばそれは工夫である。詳細は、ビジネスジャーナルを見て欲しいし、このやり方であればいくらでも文章を膨らませることが可能だ。

ちなみに小池代表の途中退席は事前に言い渡され、質問も2件のみというのも違和感があったのも事実だ。

正直、それは殺生なという思いもあった。

私は必死に手を上げたが残念ながら取り上げてくれなかった。あれだけ記者が挙手していたから当然なので仕方がない。

記事が終わると今度は写真の選択。どれがいいかを選ぶ。それが終わってメールで編集部に流す。

終わった後は、水をたらふく飲む。あとは簡単な連絡事項のメールが多いが、やっぱり疲れる。

明日も明後日も政治だ。私の休暇はいつなのか。

 

 

政治の季節

 政治の季節は経済モノが読まれないので望ましくない。どうしても関心は政治に移るのでこういう場合は、政治の記事がうける。

私は政治に関してはリベラルだが、どこの政党を支持しているかは、ワイフ以外に明かしていない。

ワイフから「今回はどこに入れるの」と聞かれた際、こたえるくらいだ。

ただこの政党をなんでも支持するという固定的な思考があるわけではない。投票に行くときは私はその時の情勢で決める典型的な無党派だが、一応投票には行く。

ライターをしていれば、自民党から共産党に至るまで、どの政党の人とも笑顔で話すのが大人の対応だと思う。

団体での懇親会では、どの政党の人が来るか分らないし、そこで政党に対して議論してもはじまらない。

そして、政党機関紙で十分ネタにたえられる媒体とすれば、「赤旗」と「公明新聞」だと思う。なので図書館では一般紙・経済紙以外ではこの両紙もチェックしている。

これはその政党の好き嫌いではなく、媒体としてしっかりしているからだ。

どのあたりを評価しているかと言えば自分のところの党首をべた褒めしているわけでもなく、今の社会問題がどこにあり、それを大学教授やレベルの高い識者に語らせているからだ。

もちろん、政治的には革新系や中道系というスタンスはあるにせよ、それを除けば十分なニュースソースたり得るというのが私の考えだ。

だからといって必ずしも共産党公明党を支持しているとは言わないのだが、媒体としてはよくできているのだ。

そして私の政治関連の記事はかなり荒れる。

経済記事はまったりした内容であり、荒れもしないがのびもしない。

反応がないため、楽といえば楽だが、政治記事は2chにスレッドがたち、ほとんど批判にさらされる。

政治記事は、移民問題、労働問題、北朝鮮問題、在日コリアン社会などさまざま執筆してきた。

そもそもライターをはじめる時は、政治の記事を書こうとは思わなかったが、なぜこうなったかは、関心があっちこっちへ目移りする私の性格のせいなのだろう。

私は最初は専門性をもって記事を書くはずだったのだが、どうも好奇心が強くなりすぎたようだ。

サラリーマン時代に押さえつけられた好奇心がフリーになって一気にはき出したところだ。

 

 

よー長井君。この人だれ?

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私はあまり人の顔を覚えられない。

だから誰が誰かは分らないことがある。

「よー久しぶりだね」と声をかけられても、内心この人誰と思うことが多い。

まったく思い当たらない人も多い。

ある日、取材で地方に行ったのだが、人なつこい声で私に話しかけた人がいた。

年を考えると70は超えている人のようだが、はてこんな人知り合いにいたっけと思う。

はじめは建設業界の人かなと思ったが仕事の内容を聞いてみるとそうでもない。

何しろ取材で多くの人と会ってきたし、その中には覚えていない人の方がはるかに多い。

はじめは人間違えかなと思ったが、私の家族構成も知っていることから、どうもかつては知り合いらしい。

数日間考えたがまったく覚えがなかった。

また、ある取材で受付で待ち合わせをした時、声をかけられた。

はてこの人は誰と思ったが、相手が名乗ったので、ああこういう人がいたなと思った。

それほど親しくない人なので、逆によく相手が覚えていたなと考えた。

今何しているのですかと聞かれたので隠すこともないのでライターやっていますよと答えた。

やっぱり、建設業界について書いているんですかと質問してきたのだが、私はそれだけではないですけれどねと多くは語らなかった。

しかし、どうも私は記憶力は弱い。

自分が努めていた会社の人であれば覚えていられるが、取引先とかになると絶望的に覚えていない。

なので記憶力が良い人はうらやましい。

フリーライターはフリーターじゃないぞ

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世の中、まだまだフリーランサーは理解されていない。

いい年したおっさんの生き方は、ちゃんとした会社に朝9時に勤務して、それから夜、自宅に帰るというのが望ましいという考え方はまだ、定着している。

私の場合、朝は起きて、メールやニュースをチェックする。それから作業に取りかかるか、取材する場合はそちらに行く。

会社を辞めてライターに専念することは、近所の人にも伝えているが、果たしてどう思われるかというと中々理解されないだろう。

とはいえ、理解されなくとも、ゴーイングマイウェイとして生きていきたい。

取材を通じて、サラリーマン時代には中々会えない方にも会えるというのも財産で、好奇心の強い私としては、「そこが聞きたい」という思いも強い。

それにサラリーマン時代はあれもだめこれもだめとガチガチ管理しようとした人も多かった。それについて納得すればサラリーマンを続ければ良いが、ストレスがたまりすぎれば、たった1回の人生であるのであるのだから、私はその人がフリーを選択しても良いだろう。

1月1日から執筆活動に入ったが、それで「満足ですか」と聞かれれば満足であると解答したい。

たとえば私はこれはビジネスになり成長戦略だと考えているのが「観光・インバウンド」業界だが、先日も展示会があったので行ってきた。

ちなみにこうした展示会に行くのはすべて自腹であるが、このネタをもとにいくつか記事になるものも多かった。

自腹であってもネタが多いので交通費も食事代は安いものだ。

そしてこうした展示会で説明する人は非常に丁寧に対応してくれる。

なるべく好意的に取り上げて欲しいという思いもあるため、わざわざ展示会に来てブースまで行くと、思いも寄らないニュースソースもできる。

今はニュースソースがどんどん広がっていて気持ちがいい。

実は私は自腹取材が多い。ただ、その自腹取材があとあと食い込みにつながるメリットもある。

私はもっと自由に取材したいし、革新的な発想をもって多くの人と会いたい。

ライターの集中力はどこまで続くか

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取材しているのであれば別だが、時として、家の中でひきこもってテープ起こしからはじまってそれを整理して、きちんとした文章に仕上げるときはずーと家の中にいる。

集中力が必要なため、ワイフから、「ご飯だよ」と言われても手が止まらない。ワイフの言葉を無視していると怒られるからなるべく早く手を止めるのだが、これがなかなか難しい。

ただ、結構長文を執筆しているときは10時~5時くらいまで食事の時間を除いて部屋に籠もっている。

社史執筆や上下編の原稿執筆は集中力が求められる。

終わるまでなるべく執筆は止めようとはしない。

集中力が続くまでやる。

これは人によるとしか言いようがないが、終わった後はぐったりする。

辛いかと言われれば辛くない。

ただ、終わった後は本当に疲れる。

子どもの時は将棋が好きだったのでそれなりに集中力はあるのだろう。

仕事が終わった後は、家から出てなるべく散歩しようとしている。

図書館か本屋に行くか、目的はいろいろだ。

ひきこもりはよくないし、何より太る。

ただ、もう50も過ぎて60の声も近くなっているのに、よく集中力が続くものだと感心している。これは自分でも褒めてもいいと思っている。

どうも一人でやるのは限界がある

 

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ここ数日というか数週間にわたって多くの人に迷惑をかけている。

私は、基本、ネタ出しから、企画案、インタビューのアポ取り、インタビュー、テープ起こし、執筆全部一人でやっている。

ここまでやってきて思ったが、どうも一人でやるのは無理がある。

結構必死にやっているつもりだが、インタビューから記事掲載まで時間がかかる。

そうなると取材した人に迷惑がかかっている状態だ。

しかも、取材にはどうしても優先順位があり、生ものの記事は早急に執筆するのは仕方がないにしても、前に取材した内容の記事執筆は遅れる。

取材した人は、いつも私に質問する。

「この記事いつ載りますかね?」

そういうとき私は苦笑いして、

「編集部と相談します」というのが決まり文句なのだが、誠に困っている。

相手としては、やはり期待するものですぐ掲載して欲しいと願うのはよく理解できる。

しかし、こうした諸般の事情で遅れに遅れている。

お金には困っていないのだが、これでは取材相手とwebニュース編集部から信用を失うし、中々厳しい。

なので私はここしばらく謝ってばかりいる。

ただメールで催促が来ると、「やっぱりこっちを優先しないと」と思う。

ほかのライターがどのように執筆を早めているか是非知りたいと思っている。