ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

やっぱり普段のつきあいは大事ですよね

普段のつきあいが大事なのはサラリーマンでもOL、そしてライターにも同じことが言える。

最近、とある団体の取材が多いが、行くのは取材の時だけではなく、勉強会とか食事会にも頻繁に顔を出している。

実は勉強会や食事会は記事にはできない。できないがヒントになることも多い。

それにライターは孤独だから、やっぱり同じテーマでの話し相手がいると楽しい。

そうなると広報の方もよく取材に応じてくれて、結構ないいネタを提供してくれることも増えた。

つくづく思うのはこういう食い込みが大事だと思う。

この団体についてはある媒体に専門に記事を執筆しているがその編集部もかなり心得たもので、なかなかいい具合に掲載してくれている。

この団体の取材はそれなりにアクセス数も伸びているので当然やる気が違う。しかも、2chにスレッドも立つので最初からそれを狙っているのも本音。

団体、ライター、編集部の三位一体で記事が成立している感じだ。

一般紙などの大手であればともかくゲリラ戦で戦うライターにはこのマメさが必要だろう。

編集とライターも普段のつきあいはとても大事だ。ライターも力を入れてそれなりにスクープネタを連発すると、編集から逆にこういう案件はどうですかと提案もされる。

そうするとこちらも力をさらに入れることになる。

いい編集と息が合うといいネタは、普段からお世話になっているからこの媒体にと言うことも多い。

なんやかんやで忙しい。今はまだ大丈夫だが、9月中旬から念願の社史編纂の仕事も兼ねることになる。いよいよ、お尻に火が付いている。恒例の昼寝タイムもいよいよなくなりそうだ。

そんな中、別の編集プロダクションから連絡が来たが、普段つきあいがないので、仕事は丁重に断った。

確かにこの仕事は私に向いているのは理解できるが、通常、仕事を出してくれるわけでもないのに忙しい中で請けることは出来ない。

これが一定数仕事を振り分けてくれれば別だったかも知れないが、都合のいい仕事の時に連絡されても困るというのが本音だ。

何が言いたいかというとライターも人間なので、仕事の依頼が多い媒体を優先すると言うことだ。

もし、「仕事をして欲しい」というのであればやっぱり普段から付き合っていくことが大事だろう。私はそう思う。

webライターの締め切り

webライターは昨日発表モノは当日取材入稿が原則と書いたが、独自ネタは割合に、暖めていくことが多い。

私の原稿執筆分量は3000~4000字。これが大物になると、2回に分けるため、8,000字を超えるケースも多い。

これは大物だと事前に分っているときは、最初から長めに書くことを想定して執筆する。

実は、3000字~4000字の原稿はそれほど苦ではない。集中すれば半日で終わる。8,000字超えの時は結構大変でそれはそれで場合によっては2日間かかる。

人間の集中力はやはり限界があり、ずっと集中して原稿を執筆するのは難しい。

それらの原稿を執筆する順位も想定するが、時として編集部から催促のメールも来るときがある。

このメールが来たときは、「すぐやります」と返事をして書くのだが、やっぱり取材した後10日間放置すれば編集部も不安になることも理解できる。

「じゃ、毎日集中して書けば問題ないのでは」と言われることもあるが、やはり大きな記事が終わると休みたくなる。

webライターというか私の難しさはこの集中度合いが毎日続かないことだ。

集中するときは本当に集中して気分が乗るときはスピードも速い。

ちなみに、執筆しているときの音楽は、アニソンが多く、気分がいい。

特にオススメなのが、『only my railgun』と『sister's noise 』だ。

姉はピアノが趣味で、ストレスが貯まっているときはピアノをよく弾いていたが、

私の場合、文章執筆がストレス解消だ。

姉はクラッシック、弟はアニメ音楽が趣味という賢姉愚弟だが、まあ仲は悪くない。

私だけかも知れないが。毎日集中して仕事をこなせば収入も倍になるが、自宅で仕事をしていることで叱ってくれる上司もいないので、少し昼寝するかと思うといつの間にか夜になることもある。

これじゃいけないよねえと思う。この自分に甘い性格を少し直さなければいけない。

 

韓国民団の朝鮮総連への抗議活動取材の裏側

www.asahi.com

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当日、一般紙ほか多くの媒体が韓国民団の朝鮮総連に対する抗議活動を取材していたが、ネットで見ると朝日新聞がビジネスジャーナルとほぼ同時にアップしていた。

やはり、朝日新聞のネームバリューは強いもので、同じ内容でも知名度では勝てないなと思った。

ただ、驚いたのは、朝日新聞編集委員・北野隆一氏自らが写真撮影と記事作成を行なったことで、普通であれば、記事作成者と写真撮影者は分けてやるものだが、北野編集委員がこの問題にかなり関心があるため、このような取材形態になったのだろうと想像できる。

ちなみに、内容の濃さは私が執筆した方が濃いと自負しているが、これは北野編集委員が悪いわけではなく、一般紙とwebニュースの違いである。

一般紙は事実を淡々と書いて字数にも限りがある。一般紙は紙媒体であるため、書きたいことが多くても限界があるのは仕方がないのだ。

その点、webニュースは字数制限はあってないようなものだから、かなりの分量が要求される。しかも当日入稿だ。どちらがしんどいかといえばwebニュースライターだと思う。

広報の立場からすると、「朝日新聞」に載ったということになれば、率直に言えば大きな点数である。私も広報であれば同じことを思うし、ほかの一般紙もおいおい掲載していくだろうが、やはりwebニュースよりも一般紙に掲載した方が嬉しいのは確かだ。

このあたりは一般紙とwebニュースの力関係の違いである。

ちなみに、取材当日は、朝鮮総連本部前だが、警備の関係で写真撮影などの場所も決められている。警察がここから写真撮影してくれと指示し、その枠から離れることはできない。

ちなみに朝鮮総連前の道路は警備が厳しく通過するにも許可が要る。なのでビジネスジャーナルで本日の抗議について取材に来たと率直に話したがこんなに警備がものものしいとは想像していなかった。

警察も色々と問題を起こされても困るという判断が働いているのだろう。こういう時はおとなしく警察の指示に従った方がいいと思う。

警察だって人間だ。

このロープの中で民団新聞の方がいたため、名刺交換をしたがちょっとした雑談もしてその中でヒントを得て記事にした部分もある。

抗議が終わった後、当然コメントを取らなくてはならないため、前に取材した方のコメントを求めたりするが、相手も忙しいため、この時間帯は大変だ。

抗議文を読み上げているときはひたすら写真撮影に専念するのだが、終わったらコメントを取るため歩きながら話しかける。相手も忙しいので効率よく短時間で質問する。

この時は必死。なんとか読者が興味を持ってくれるコメントを取るため、駆け足で目的の人に近寄って話しかける。

はっきりいうとこの短い時間帯が勝負だ。コメントが採れなかったらなんのために取材に来たのかが分らなくなる。

独自取材でのインタビューは双方ともまったり取材することが可能だが、このような抗議活動でまったり取材することは無理であり、勢いこちらも若干早口になるし、先方も早口になる。

取材が終わったあと、ホッとするまもなく、今度は入稿作業だ。日刊紙もweb系ニュースも即日入稿は当然なのだが分量が全然違う。

なので本当に駆け足で記事を書く。50過ぎたおっさんライターが即日入稿するのもしんどいがまあまだ頑張れるようだ。

若い記者・ライターは即日入稿できる体力も筆力もあるが、おっさんにはしんどい。

しかも書く記事が貯まっていて、これから記事を書くが、少々頭が痛い。取材した後には、「みんないつ載りますか」と聞いてくるし、書かなければいけない記事が山ほどあり、大変なのだ。

なので少しブログを書いて現実逃避をしているのだが、そうもいかなくなっている。

発表取材を面白く書こう

ライターの世界では独自と発表取材がある。

私の場合は、新聞や雑誌を読み、「これを深く掘り下げたら面白い記事がかける」とピンときたら企画を立ち上げ、通ればすぐ広報などを通じてインタビューを申し込むケースが多い。そのため、独自取材が多い。

一方、発表モノもある。本日、取材したのは発表取材だが、この記事に関しては速報性が求められるため、その日に写真とともに記事も入稿する。

基本、私は発表取材は当日入稿を原則にしている。

webライターをやっていて思うことは一般紙やTVとの力関係を否応なく見せつけられる。大手マスコミは、カメラマンと記者数人で取材し、カメラもすごく高価なものをつかっている。

物量的には、とても勝てるわけがない。webライターの悲哀を感じるときである。

webライターの多くは、撮影と記事作成を兼ねるケースがほとんど。

ちなみに、私はスマホで撮影だ。

スマホ撮影写真だってそれなりに臨場感がないと困るし、内容も一般紙よりも面白く書かないと、読まれない。一般紙と同じ内容であれば一般紙のwebを読めば済む話だからだ。

ちなみに、webライターは男女問わず独特なスタイルがある。だからこの子はweb系ライターだなというのは何となくわかる。若いweb系ライターを見ると、心の中で、「頑張ってね」と応援したくなる。

ちなみにwebライターの力はゲリラ手法だ。

発表取材だと当然、その業界の専門記者も同席するが、どちらかといえば広報主観で記事を作成することが多い。

しかも専門記者はこの団体のことを周知してもらいたいという思いもあるため、ほかのライターに協力してくれることもある。

そういう専門記者と仲良くなり、その背景なりを事前に聞き、場合によっては、「関係者によると・・・」という形で記事に挿入すると臨場感が増す。

そしてもう1つは、その団体を以前取材した人でいれば、なおさら心強い。

「長井です。その節はお世話になりました・・・」といいつつ、コメントを取るかさらには、ちゃっかり、専門記者の取材に同席して話を聞くという方法もある。

専門記者は詳しいし視点も勉強になる。

だからなるべくほかのライターとは仲良くなった方が絶対にいいというのが私の考えだ。

ちなみに、政党機関紙記者や団体機関紙記者も専門記者と言える。ある団体の飲み会で、ある政党機関紙の記者とたまたま同席し、意見交換したのだが、こういうつながりが後々その政党や団体を取材するときに役に立つことがある。

ただし、専門記者と同じ記事を書くわけにもいかない。実は専門記者の執筆する記事は、その業界向けに執筆することが多いため、一般ウケしないのだ。

専門記者の専門性は、大手マスコミをはるかに凌駕するが、実は専門業界独自ルールがあり、おもしろおかしく記事を執筆できる能力があるが、書くことはできない。

実は結構自由に見えるアニメ専門記者にも我々には見えない独自ルールがあるらしい。

誤解のないよう言うが専門記者の書く記事がつまらないのではない。

webライターは、当日入稿で一般紙よりも長く背景を執筆し、さらにおもしろおかしく書かないとやっていけない。

結構大変な仕事である。

自分1人の知識なんてたかが知れているし、記者やライター同士で雑談していると知らず知らず、視点が広くなる。

なので発表取材の時は、広報担当者や専門記者などいろいろな人と話さないと独自視点での記事は難しい。時間も限られているので大変だ。

 

 

ズバリ聞かれるライターの月収

実は、ライターがライターに取材することは時々あります。

格下のライターが本を何冊か出版しているその道の詳しい事情通のライターに話を聞いて記事にします。

これは、一般の方には理解できないかも知れませんが、本を紹介する代わりに、その業界の内容を詳しく教えてもらい、記事にするものです。

というわけでライターがライターに取材することは双方にメリットがあります。

まあ、ライターというのは色々な業界を取材しますが、最初は素人、2回目は経験者、3回目は業界事情通になります。

私も苦手分野は当然ありまして、IT関係はまったくだめで、割合に得意分野である建設業界でもITがからむBIMやCIMの記事はまったくかけません。

そんな中、ある業界で詳しいライターにインタビューして終わった後、その人は私よりも年上ですので、「キミライターで食べられるかい」と聞かれたことがありました。

私は月収について、「だいたいこんなものです」と率直に自分のおおまかな月収を伝えると、その方は、「おーそれはたいしたものだ」と言われました。

それでも私の今の月収は全然たいしたことがなく、サラリーマン時代と比べて大幅に減少していまして、稼ぐという視点から見ると、こんなものなのと言われることが多いです。

別のライターさんと話した時、実際、株やら不動産などの所得があるせいか、その所得があるおかげで食べていられるのが実情です。

私の場合、ローンがないことと子どもがいないことが大きく、何とかライターでやっているのは稼ぐよりも書くことや取材することが好きだということが大きなモチベーションになっています。

実は私の場合、もっと仕事をしようとすればできます。フルタイムで働ければ、今の月収の倍、現役時代と変わらないかそれよりも超える金額になるかと思いますが、そこまでして働こうという気はさすがにないです。

ところで冒頭に登場した業界事情通のライターさんは、年金が大きな所得でして、年金ライターさんは想像以上に多いのが実情です。

フリーランスは撤退戦も大事

仕事が多くなるとどうしても、選択と集中が大事になる。まあこういうことは言いたくないが、仕事の中でどうしても割に合うか合わないかと話になる。

戦線を拡大すれば締め切りも間に合わなくなるし、クライアントに迷惑もかける。その際、大事なことは仕事の見直しをし、戦線を縮小することがベストだと思う。

以前、ある仕事を請負っていたのだが、値段が安くてさらに、修正も多く要請されていたのだが、正直困っていたので、丁重にこの仕事はやめますと申し上げて、辞めたことがある。

実際、この仕事をしていたのはほとんどが主婦であり、これで生活できた人はほとんどいないと考えていた。

このライティング業務はクライアントが予算がないため、主婦が片手間に取材してライティングをしていたと想像するのだが、男性が行なうには割りが合わない仕事だ。

そこでアッサリと私は撤退した。ちなみに、業務が軌道に乗るに連れて、ランサーズとクラウドワークスからもほとんど撤退した、価格も安すぎるため、今はスカウトメールが来ても返事は一切出さないことにしている。

フリーランスの仕事を行なうにあたり、大切なことは撤退戦である。いかに利益を出すかを考えていくと仕事は自ずから絞られてくる。その絞った仕事に集中することにより、まあまあな利益を得ることができるのだ。

どんな仕事も請けるんだという意気込みも分らないわけでもないが、私はそれほど多くの仕事を請けて稼ぎたいという気持ちはそれほどなく、そこそこ生活できればいいと考えている。

そんな中で山ほど仕事を抱えていては余裕もなくなるし、旅行も行けなくなるのも困る。ワイフも時々、美味しいモノ食べたいという要望もあるので家族サービスにこたえるのも私の仕事の1つだ。

さらに仕事には優先順位もあり、お金も大事であるがやはり記名入り記事を執筆して欲しいと言う要望があればモチベーションも自然にアップする。

記名でもなく、報酬も安いというのであれば仕事を請ける義理もないというのが私の率直な気持ちだ。

フリーランスは撤退戦が大事と書いたが会社の仕事も同じだ。新規事業が儲かれば、既存の仕事で利益を出さなければ、会社全体の戦略を見直すことも大事だ。

戦線を拡大するのは簡単だが、撤退するのは難しい。太平洋戦争も果てしなき戦線を拡大したが、拡大路線はともすれば人員と予算が増えていく。人員と予算が増えて、利益が出なければ倒産や休・廃業の道に進む。

多分、ライティングの仕事だけではないだろう。どのような業態のフリーランスでも儲かるか儲からないかの仕事はある。自分の中でその仕事を線引きし、儲からない仕事は丁重に断り、撤退していくことが生き残っていく道だと思う。

2chに私の名前のスレッドがたった日

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私自身は色々な記事を執筆する。建設業界もそうだが、歴史問題についてもしかりだ。

好奇心が強いため、私はどこでも行くし、新聞を読んで会いたいと思う人がいればリベラル・保守問わず企画書を立てて、ウェブニュースに発信していく。

サラリーマン時代と違うのは、すべて自主的な思考が必要だと言うことだ。

自主的な思考が出来なければこういう仕事は向いていないだろう。ただし、批判も賞賛もすべて自分が浴びるという覚悟も必要だ。

昨日、民団東京にインタビューしそれをビジネスジャーナルに掲載したのだが、いつもの通り、2chの東アジアニュースに転載し、議論されているのだが、スレッド名に私のライター名も合わせて掲載されているのは少々驚いた。

記名で執筆するというのはこういう批判も浴びるのかと少し考えさせられた。

私は別にジャーナリストではなく一ライターに過ぎないのだが、民団関係の記事を時々執筆しているため、あえてスレッド名で名前が載ったのだろうと想像している。

ところでスレッドが立って、何かあるかといえば何もない。

Twitterはもはや私の書いた記事の通知するだけなのだが、Twitterで直接話を聞きたいとか、「どうなんだごらぁ」と脅迫めいた言動も来るわけでもない。

実は来ても困るのだが。というのもこういうネットでの政治的な議論は消耗戦になるだけで、あまり好んでいない。

何しろ食っていかないといけないので、ネット上での議論は、ハッキリ言うと、「カネになんないし、最近流行んない」。むしろ依頼をどんどんこなしていかないといけないのだ。

だから私は政治的な問題については、ネットでは自分からは一切からみたくない。

とはいえ自分にも思想が歴史認識がまったく白紙であるかといえばウソになるが、取材相手では予断を持たず、なるべく丁寧に接し、相手の意見を引き出すよう心がけている。

ただ私が今の日本をどう感じているかと言えば、あまり好ましくないと考えている。それぞれが自立をし、民族や人種、生活習慣の違いを尊重し、日本人と外国人を壁を越えつつ融和、統合された社会が実現出来ればいいと思う。

それが実現出来ているかと言えばそうではない。

今の日本は習慣や民族が異なれば場合によっては憎悪を向ける部分がある。いつから日本は余裕が無くなったのかなとも思う。

しかしこれは別に人種間の問題だけではなく、学校や会社でもそうだ。考え方が少し違えば、学生や会社員同士でも排除しようとする動きが見受けられる。

イジメなんかはその最たるものだろう。

もっと余裕をもって、お互いを尊重しよりよいところを引き出せる社会になればいいのだが、そうなっていないことはつくづく残念だ。