ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~勝ちとか負けにこだわらず

人によっては無責任を受け止められる発言かもしれませんが、50歳過ぎて、「オレは勝つんだ。あいつには負けたくない」と必死になるのも結構かもしれません。しかし、水を差すようで申し訳ないのですが、この世代になったら、「勝ちとか負けとかどうでもいいではありませんか」と提案したいです。

ただ、これが役員のポストを争うのであれば話は別になってきますが、役員の芽がなくなっているのであれば、嫉妬心を抱いてもあまり意味はないです。

私はサラリーマン時代は役員になれないことが分かっており、実力ではなく周囲の同情で部長を拝命しただけに過ぎませんから、かなり前から、周囲にも嫉妬心を持たず、割合に「勝ち負け」にこだわることについてあまり意味がないと考えていました。

「負けず嫌い」というのは若い時はいいでしょう。また、ライバルがいれば自身も成長しますし、自分も鼓舞するようになります。それはあくまで若い時に限定した精神であれば良いのですが、50歳を超えると、自然にありのままの自分を受け入れていった方がいい気がするのです。

このありのままの自分を受け入れるということはすごく大切なことで、自身を客観視することでかなり穏やかな人生を送ることができました。

自身の満足度・幸福度を高めていけば、他人に対して嫉妬心も抱くこともなく、淡々として人生の後半戦を生きることができます。

とはいえ、この考え方が広がってみなさんが「そうだよね」ということになりますと、会社にとっては都合が悪いでしょう。競争を煽ることで、会社としては最大限の利益を得ることができますので、サラリーマンが「勝ち負け」にこだわらなくなったら、会社は成長しなくなります。

ただし、シニアやミドル後半の生き方としては、そろそろサラリーマン人生終盤戦です。再雇用でフルタイムで働いたとしても報われるところは少ないです。先日、ある研究所の調査ではシニアの仕事量の負荷が高まっている傾向にあり、仕事の満足度が減少している結果が発表されたことを受け、私も思うことがありました。

私はシニアやミドルがもう少し、幸福な生き方を選択し、仕事の満足度も高めていくことが人生の後半戦を豊かにしていくことがもっとも恵まれた人生になると考えております。

そのためにはつまらない嫉妬やプライドも捨て、勝ちや負けにこだわらずありのままの自分を受けて入れ行くことが大切です。