損をして得を取る
たとえばここに2つの案件が並んでいます。
1つは金額的にはたいしたことがないものの、人脈づくりに役立つもので、将来の仕事にも広がりがある案件。
イメージとしては大企業のインタビューを行なうライティングです。
もう1件は金額的にはそこそこ行きますが、そこの会社のみでの人脈に役立つ案件。
こちらは社内報的なことをイメージして下さい。
こうした2つの案件が並んだとき、目先の金か将来の人脈かは悩むときでどちらが正解とは言えません。
私はこの局面になった時、ためらうことなく、カネは安くても良いが将来の人脈作りに役立つ案件を請けることが最適解であると考えます。
実は、先日まさにこの局面になったのですが、あまり裕福ではない会社からの受注でしたが、想像以上の仕事の量でした。
ですからこのやればやるほど、ほかの仕事との兼ね合いから考えると売上げ的にはハッキリ言いますと損をします。
一方、この会社にはブランド力があり、しかも企画も魅力的です。まあ、私が立案し、その社員が修正を加えたのですが。しかも、そこの社員は親切で、とある業界の懇親会に誘ってくれますし、人脈づくりに計り知れないメリットがあるのです。
ちなみに、業界の懇親会は私にとっては当日の取材ではカネになりませんが、立場の弱いフリーランスから見れば、のどから手が出るように出席したいことなのです。
それが名門企業の懇親会となると、心が動きます。それが今後の仕事、必ずしもその会社だけではなく、いろいろな局面で使えることになります。
一方、別案件は金額的には魅力的です。
「この仕事があると生活が楽だな」と思い心が動かされる案件です。とはいえこの会社だけの仕事なので、しかも裕福ではない会社からの要請が早かったので、将来の人脈を選択したというのが、私の考えでした。
今後もほかの懇親会にも誘ってくれるということなので、私は是非是非とお願いしたところです。
なので今回の案件はまさしく「損をして得を取る」という方法でしたが、これが100%正解であると言うつもりはありません。
フリーランス各個人がそれぞれ最適解を決めることになるでしょう。
懇親会についての出席の可否についてそれぞれ考えがありますが、私は業界広報や役員が出席すれば迷うことなく、「出席すべき」と考えています。
一方、同業者との懇親会についてはあまり食指が動かないのが実情です。
人によっては、「売上げが下がる仕事をなんでワザワザ引き受けるのか」と思う方もおり、当然のことです。
カネか将来の人脈かは迷うところですが、私は人脈を選択したと言うことです。