ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

定年後の人生、給料、人脈

早期退職をしてライティングの仕事を開始して、はや9ヶ月。仕事は中々順調だ。

もともと書くことは好きというか、ストレス解消にもなっていたのでこの仕事は、自分には合っている。

多分70歳を超えてもこの仕事はできる自信はある。

人からは、「ずいぶん思い切ったことをされましたね」とも言われることも多い。

ただいつの日かライターの仕事の専念したいと考えていたのでちょうど良かった。

私はあの会社にもっと長くいれば、心も病んでいただろうし、いい区切りでもあった。

予想はしていたが、前の会社の人とはほとんど連絡を取っていない。こちらも用事もないし、向こうも用事がないのでこうなることは分っていた。

しかし、これは私のケースが特別ではなく、定年後、会社との連絡はほとんど取らなくなるらしい。

会社というのは用事があるからお互いにコミュニケーションを取るがそれがなくなると取らなくなるのは当然のことだろう。

一応、前の会社は60歳定年。定年延長の話もあるがまだまだ普及していない。実際、60を超えると再雇用。ただし、現役時代色々な人から話を聞いていたが、中小企業であれば、執行役員クラスでも大幅に給料は削減され、新入社員よりも少しいい程度。

しかも、建前上は週三回勤務だが、そうもいかず、定年前と同じ仕事量。なおかつ社会保険も切られる定年後のブラック雇用も多い。

ここまでして再雇用されることはないだろうと思うのだが、「お世話になった」「妻も子もいる」という様々な理由で、再雇用を選ぶ人が多い。

しかも給料は大幅に減っても肩書きだけは、参事など責任が重い。役員に残らないと再雇用については考えもの。

技術やスキルがあれば個人事業の道やフリーランスも選択しても良いと思う。

60過ぎると本当に人生の分岐点が来る。

私の場合は、とりあえずサラリーマンを続けていれば60歳まで部長級の年収はもらえていたと思う。ただし、中小企業の部長級の年収は570万円~600万超あたり。

所得税社会保険など引かれると手取りは400万円超あたりだ。

中小企業の部長は役員でもならない限りこんなものだ。

60過ぎると肩書きはとりあえず部長級が維持されるが、再雇用になった年収は300万円あたりがいいところで働き方はフルタイム。朝9時に出勤して、6時に退勤だが、事情によっては残業も多い。社会保険は多分加入されないことになっていた。

定年後はもらえる手取りは推測するに250万円あたり。

部長としての仕事はたぶん変わらなかったと推測している。

「厳しいですねえ」という声もあがるかも知れないが、これが現実。

実際、中小企業の中には再雇用した社員でもっている会社も少なくない。

だから以外と中小企業は再雇用に積極的なのだが、どんなに美辞麗句を重ねても理由としてはキャリアのある人を安く使い倒せるというものだ。

中にはこんな再雇用はイヤだという人もいるがそれでも働いた方がいい。

働き方は様々でどのような理由があっても良い。

それと人とのつながりはもっておいた方がいい。

私も取材で人と色々と話すがやはりこれがハリになっている。

だから事実上、人生の定年をなくすことも大事。

自分が好きな仕事で働き続け、世間とのつながりを深くしていけば、人生は楽しくなると思う。

その道のあり方としては、必ずしも再雇用でなくてもいいし、フリーランスの道も選択肢だ。