やる気のある社員、全社員のたった6% ほんとかねえ
にわかには信じられない数字だが、日本はやる気のない社員は、全社員の7割、やる気のある社員は全社員のたった6%だというアンケート結果が出た。
実はこの数字前から同様な数値が出でいて、私はあまり信じられないのだ。
というのも現役時代、会社勤務をしている中で、私もやる気があったし、他の社員も情熱にあふれていたと思う。
あれがみんな演技だったとはとうてい思えない。もし、あれが演技だとしたら、私は人を見る目が全くないことになる。
今も現役で働いている社員も頑張っている人が多いと思う。やる気の濃淡はあるにせよ、少なくとも、ある目標のため一丸となっているのではないだろうか。それともそれは私の見立て違いで本当は冷めている人が多いとなると私の30年以上にわたるサラリーマン生活は一体なんだったのだろうか。
サラリーマン時代私は建設業界をよくしようと真剣に考えていた。その情熱は今も失われていない。だからこそ、良い取組みをしている地方自治体を取材したり、若手で頑張って取り組んでいる方々の取材もしている。
ただし、建設業界離れてからは、ここにも社会問題がある、あそこにもあるということで建設業界のみを取材はしていないが、やはり自分の原点は建設業界だと思う。
しかしやる気のある社員がこんな数字であれば日本はどうなっていくのかと不安に思う。このアンケートを信じるのであれば何に誰に問題があるのか考察すべきだ。
考えられるのは給料が安い、休みが少ないなどだが、日本企業にかつて存在したご恩と奉公が消滅したからかなどと考えられる。
そうなってくると経営者はちょっと考えるときに来ているだろう。うちの社員はやる気があるから大丈夫だと考えればそこに落とし穴がある。
社員のやる気を鼓舞するにはどうすれば良いか、社員の本音をそれとなく聞き出していくことが大切だと思う。