ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~5ch嫌儲民の問い「5億当たったら会社辞める?」

私は5chの掲示板を見ていますが、嫌儲板で「5億当たったら会社辞める?」というスレッドが立っていました。スレッドを見た瞬間、「それはやめるでしょう」と思いました。ちなみに私は5億当たらなくても辞めました。

ところが結構、多様な意見があり、「私は特に辞める理由もないので辞めない」など辞めない人も結構おり、驚きました。会社を辞めないという人は人間関係に恵まれた幸せな人だと思います。

私は仕事をすべてやめて社会との関わり合いを絶つべきとは提起しておりません。個人事業主になって、好きな仕事をやった方がいいという考えなのです。

ただこのスレッドでは個人事業主についてもかなり言及されていました。5億円もあれば儲ける必要が無いことから、「マンガのタッチに登場するカフェ南風のような喫茶店をつくりたい」「適当な時間に開店し、適当な時間に閉店する謎の名店を開きたい」などほかには女子校の近くにお好み焼き屋をつくり、JKに「おっちゃん。お好み焼き」と言われたいとか、マクドナルドでJKやJDと一緒に働きたいなどいろんなありました。

私は何があっても引き籠もるべきではないという考えでとにかく社会との関わりを持つべきであり、それが趣味やボランティアでもいいのです。

ただ、今の私は自分大好きで、私と妻とのこの生活を気に入っています。ちなみに、私は5億円でなくとも仮に1億円当たっても何か理由をつけて有給休暇と退職金をもらって退職してうまい具合に逃げます。労働者の当然の権利です。もちろんそんな大金はありませんが。

しかし、こういうことを言うのもなんですが、宝くじは買いません。宝くじ買うくらいでしたら、妻と旨いもの食べに出かけます。

「無職になるのが嫌だ」という意見もありました

それなら、どっかの株を買って投資家を名乗るのもいいです。ちなみに、私は前職からの流れで持っている建設株でゼネコンの株主総会に出席して、記事にしています。今年は千葉の新日本建設でしたが、来年はスーパーゼネコンのS建設などを考えています。

今期は、新日本建設株では儲けさせてもらいましたので社長に謝辞を申し上げた上、担い手の問題を質問しました。

来期予定のS建設社長と普段は話せませんが、株主として堂々と意見が言えるのです。株主様ですから、無碍にはできません。

S建設はいい会社ですが保守的でありつつ、自由で革新的な挑戦に欠けます。株価が下がっているのもそういうことも影響しているのでしょう。

会社が誤った方向で進んだ場合、それを糺すのは株主なのです。まあ、ヒマな株主が社長と話したくて挙手するシーンも多いのです。私も普段のライター業務がありますから、株主総会記事はそう多く書けません。一期に1記事です。ということで来期はS建設ですが、質問内容は秘密です。

こういうことも社会とのつながりでもあります。投資家とライター業務双方可能です。

 

60歳から始める個人事業主~自営業のカラクリ

サラリーマン時代、自営業ってよく分からなかったです。勤め人からすると、自営業というのは得体の知れない存在で、どういう仕事内容なのかもよく分からなかったというのが、個人事業主をはじめる以前の私の考えでした。

サラリーマンのメリットは、社会的信用が安定している、カードの審査やローンも通りやすい、ボーナスももらえる、社会保障も充実している、年金は厚生年金ですから国民年金よりも余分にもらえるなどがあります。

「名ばかり部長」のことを書きましたが、前職の部長でも社会的信用度はかなり高いのです。

私は30年間ほどサラリーマンをしていましたから、個人事業というのはどういう世界なのか関心はあっても踏み入れることはありませんでした。

自分も50歳を過ぎて、業務に追われつつも、ランサーズやクラウドワークスなどで副業のバイトをしていましたが、まあまあ稼いでいました。同時期、会社では悩むことも多く、名ばかり管理職に嫌気がさしていて、フリーライターになりたいと漠然と考えていた頃、上司ともめて、個人事業主をはじめることにしました。

最寄りの税務署に開業届けを提出し、スタートしましたが、金額的には満足できるところです。一般的には年収は低いと思われるかも知れませんが、個人事業主のカラクリがあります。

平日を休みにあてることが可能でどこか旅行に行くにしても繁忙期を避けられます。さらには読みたかった図書や新聞も新聞図書費として一部按分で計上することも可能で、水道代・電気代・通信費など、本当にいろんな経費を按分計算で節税することができるのです。所得税・住民税はかなり安く収めています。国民年金と健康保険料は仕方がありませんが、妻の仕事の収入も含めればかなりいい具合に貯金もでき、生活レベルも悪くないのです。

個人事業で稼ぐシステムをつくっていけばあとはルーチンワークのような作業を続けていけば、サラリーマン時代よりもはるかに楽です。さらに合法的な節税もルーチンで行えば、意外と満足感のある生活を送ることが出来ます。

満員電車にも乗らなくても済みます。満員電車に乗る苦痛代は年間100万円くらいに計算できるのではないでしょうか。中にはそれよりももっと高く200万円という人もいるでしょう。

事業と節税のシステムをしっかりつくっていくと後はその軌道に乗せて粛々と日々を過ごせば良いので、年収は安くても満足度の高い生活が送ることが出来るのです。

これは感覚的なことですが、事業と節税システムをうまく活用することで個人事業の年収を300万円に抑えつつも、サラリーマンの収入500万円くらいの生活満足度をつくることができるのです。

このあたりは個人事業をやってみないと分からないです。ここにはいくつかのカラクリがあり、そのカラクリをすべて説明することは出来ませんが。このカラクリを理解したときは、「そういうことであったか」と腑に落ちることになります。

自分でも何を言っているか分かりませんが、このシステムをサラリーマンが知ったときは、ほとんどが「なにそれずるい」という反応が返ってくるでしょう。

個人事業のカラクリはいろいろあってブログには書けませんが、本当はこのカラクリはサラリーマンは知るべきなのです。

60歳から始める個人事業主~「下りる」選択で幸福を追求する

torute.hatenablog.com

とるてさんのブログ「明鏡止水☆色即是空」の中で、『「下りる」という選択』が書かれていました。

自分はサラリーマンとして頑張ってきました。中小・零細とはいえ、部長まで昇進はしましたのですから、自分なりに頑張ったと思います。部長から個人事業主に下りるという選択をしたとき、周囲の人はかなり驚いていました。

ありがたいことに私たち夫婦の暮らし向きまで心配してくれていた人もいました。

ただし、当時説明が下手で、私自身が心情を周囲に説明することが出来なかったのです。

そんななか、『「下りる」という選択』を拝読し、私は「当時こんなことを考えいた」と思いました。私はサラリーマンを長く続けたので、社畜という言葉はあまり使いたくないのですが、適切な言葉が見当たらないのであえて使いますが、「脱社畜」というのが当時の心情だったのです。

「下りる」という言葉で誤解して欲しくないのですが、社会からドロップアウトしたわけではありません。ライターという仕事で社会に貢献していますし、自分がサラリーマン時代には言えなかったことを今や堂々と言っています。

現役サラリーマンが、ブログの中で働き方改革で生産性を向上しろとか、もっと柔軟に働きやすい環境すべきであると言うことはなかなか難しいでしょう。

こういってはなんですが、今の私はかなり自由です。もし、毎日がワクワクする仕事とは何かを教えて欲しいという質問があれば、間違いなく「個人事業主」と回答します。

個人事業主としての仕事は色々ありますが、それは自分の中であった仕事を選択していけばいいのです。

私も別に貴族のように裕福な生活をしているわけではありません。しかし、精神的には貴族のような生活をしています。何よりも自由を手に入れましたし、誰にも隷属していることはありません。

サラリーマン時代には私につきまとっていたのは常に隷属です。これはサラリーマンではやむを得ないことです。役員でもない限り、隷属はサラリーマンの宿命です。

だから私は時々、ブログでオリンピックみたいにみんな個人事業主になれば日本社会はかなり幸福度が高い社会になると提案しています。

私も「下りる」ことの幸福を執筆していますが、これはサラリーマンには理解してもらえないかも知れません。しかし、日本のサラリーマンが電車の中で死んだ目のようにつり革にぶら下がっていることを見ると世界的にもかなり不幸な人々だと考えています。

これと似たような発言をしたのはZOZOの前澤社長で、彼の好き嫌いはともかく、この発言は当を得ています。

そこで自分の幸福を追求するため、日本のサラリーマンはあえて、「下りる」ということも選択肢に入れていい気がします。

人間で一番大切なことは出世することではありません。何よりも幸福を追求することです。部長まで出世して心身病んだらそれは明らかに不幸なことなのです。

幸福追求権はすべての人が認められた権利です。自分が幸福であるか不幸であるかあらためて、問いつつ、仕事を選択するのが望ましいと考えます。

60歳から始める個人事業主~喫煙者を雇用するのもしないのも企業の裁量です

www.sankei.com

私は本当にタバコをやめてよかったと心から思っています。都心に取材に行くと、本当にタバコを吸うところが限られてきて、タリーズドトールなどのコーヒー屋を探すしかなくなっています。しかも2020年から本格施行される東京都条例や改正健康増進法により、一般のビルは完全に分煙室でなければオフィスビルも厳しくなります。

そういうなかで、喫煙者については入社を遠慮してもらいたいという企業が出てきました。建設業のリフォーム会社が上記の記事で登場します。

前職も建設業でしたが本当に喫煙者が多かったです。喫煙しない男性はほぼ天下り組で、プロパー組はほぼ喫煙者でした。時々、遊びに来る専門工事会社の人も喫煙するので喫煙天国でした。社長は灰皿がなくとも吸いたいときに吸うので、誰かが灰皿を持って後ろに控えていました。

私は前職を続けていれば、タバコをやめることは無理でした。何しろ、禁煙する社員には、社長はタバコを吸えと言ってタバコを渡すので断ることは出来ません。ですので禁煙成功者ってほとんどいなかったです。社長も寂しかったのでしょう。

喫煙は確かに個人の嗜みという声がありますが、私はかつての反省のもとに書きますが、喫煙者はタバコ休憩という特権があります。これは非喫煙者にはありません。

それに家を建てる人やリフォームする人がタバコを吸えば、家にタバコのにおいがつきます。私もかつて喫煙者ですからよくわかりますが、仕事中タバコを我慢することはとても難しいです。実際、1時間超えるとタバコを吸いたくなります。

実際、ニコチンが切れるのも1時間くらいで喫煙者が1日にほぼ一箱吸うのはニコチンをいい具合に補給するという時間帯に合うようです。

タバコが身体にいいはずがなくて、喫煙者は、単なるニコチン中毒であり、ニコチンが切れるとタバコで補給しているだけに過ぎないのです。ですから、私も当時そうでありましたが、喫煙者は病人なのです。

このリフォーム会社はお金を出して卒煙をさせているところは評価できます。禁煙しろというだけではタバコをやめることはできません。やはり禁煙外来に行って適切な措置を行なってもらうべきなのです。そのためのお金を会社が補助するという姿勢は大変素晴らしいです。

喫煙者を雇用するかしないかは企業の裁量です。決して差別ではありません。この企業は喫煙者ゼロを売りにしています。やはり自分も自宅が喫煙者によってリフォームされるよりもそうでない人によって施工される方がありがたいと感じています。

建設業だからと喫煙するというのはもはや言い訳にはできません。建設業も大きく変わっていかないといけませんが、その第一歩として喫煙者を減らすというのは業界を挙げて取り組んで欲しいです。

60歳から始める個人事業主~名ばかり管理職って大変でしたねえ

管理職というと何か立派に聞こえますが、名ばかり管理職というのはコスパ最悪でした。人事権も決裁権もないので、なんのために課長や部長をやっているか意味が分からなかったです。

最後の役職は部長職ですが、何一つ決裁権や人事権がなかったのですから、仕事が大変な割りに、あんまり意味がなかったと回想しています。

業務量的には係長や課長補佐級をこなしつつ、決裁権は一切ない。メンタル的には私は現役時代、結構やられました。

今、日本では「名ばかり管理職」がすごく多いですが、この人たちは私同様メンタル的に参っている人は多いと思います。

サラリーマンであれば大企業ですと、部長まで昇格すれば悪くないです。中小企業ですと、執行役員まで行きたいところです。目指すのであれば、取締役本部長まで出世できればかなり恵まれていると言えます。このあたりの役職であれば名実ともに管理職と言っていいです。私はこのランクが本当の管理職だと思っています。

前職の場合は役員はすべて天下りで占められていますので、基本、天下り役員が失敗しても、この人たちに傷を負わせるわけにはいきません。天下り組は責任を問われることはありません。また、社長の友達組も同様です。そうなるとある程度の役職をもたせ、責任を負わせる役職はどうしても必要でそれがプロパー組の部長職になります。

ヤクザではないですが、誰かが責任を取るとなると、「名ばかり管理職」となるわけで、プロパー組の部長職は年収が安い割りに責任を負うという、あまり得ではない役職でした。

 ただし私は、「名ばかり管理職」であったため、実務を覚えて今のライター業に役立っているので悪くはなかったのですが、これを再雇用まで続けるとなるともっとコスパ的に悪くなり、60歳で定年退職を考えていました。

大企業とは異なり、部長職といっても中小・零細の実態はこんなもので、しかも権限がまったくないところで働くというのもモチベーションが沸きません。やっている業務は係長級でありつつ、責任を問われるときだけは役員並というのが名ばかり管理職の実態なのです。

私が淡々と50代前半でこの役職を手放したのはこんな理由もあり、これがもし仮に年俸800万円~1000万円であれば、我慢して残っていました。しかし実態の年収は知れています。

名ばかり部長って世の中にはたくさんいますが、私は心の中では折り合うことはできませんでした。給料が破格に安いだけではなく、権限がないというのも仕事をしていく上でかなり辛いです。給料は大企業の課長補佐級で、権限がまったくない名ばかり管理職は続けるべきではありません。体のいい使用人です。

私はあまり他人に助言めいたことはしないのですが、「名ばかり」であれば、60歳を超えた時点で個人事業主を立ち上げるというのがいい選択だと思います。

60歳から始める個人事業主~台風一過で思うこと。会社の意識は変わるべき

台風一過で思うことは、10月1日朝時点で、都心に出社するのは無理があります。無理をさせるから混雑も起るのですが、こういう時は社内一斉送信システムを使い、「明日の午前、出社に及ばず。リモートワークかテレワークで各自の業務を行い、頃合いを見て出社すべし」というメールを送るべきだと考えました。

サラリーマンは自主的に、「本日は出社すべきか否か」を判断することはできません。判断は会社に委ね、もし通知がなければそのまま出社するのがサラリーマンです。私も現役時代そうでしたから、これは間違っているとは思っていません。

しかし、今日もテレビを見て、出社で苦労するサラリーマンの姿を見て同情しつつも、日本の会社文化はなかなか変わらないなあと思いました。

「もっと合理的な判断を下せないのかな」

これが今の私の感想です。そういえば、中央大学理工学部の田口東教授の研究によると、東京五輪時には、鉄道は大混乱になるとのことですが、これもリモートワーク、時差通勤、テレワークを行えば十分対応できるのです。

家でできる仕事はたくさんありますし、働き方も柔軟にすべきです。今日のような日は、まさにいい具合に実験的に行う時でした。

特に、日本の中小・零細企業の意識変革は重要です。私も大企業のテレワークなどについては結構取材しているので、意識が次々と変わっていくことは理解していますが、中小・零細企業の意識は昭和に留まっているところが多いです。

これは創業者が実権を握っていて昭和の働き方がベストとする人が多いからと見ています。オーナー経営者は決断も早い反面、ワンマンであるため、時代の潮流に遅れるなどの欠点があります。

それが採用面で敬遠されるなど今は悪い影響が出ています。そこで人材流出も発生している中で、ある創業者は、「少数精鋭」と言っていました。この「少数精鋭」との言葉がトップから出れば、採用活動では無策を意味します。

自分たちが変わるために何をすべきを考えるべきです。今日のような日はちょうどいい日ではないかと思うのです。

時代はどんどん変わっているのに昭和に留まっている企業は多く、それが衰退を招いているのを目の当たりにしていますが、そういう企業は人材獲得時代を迎えている中、市場から退場しても仕方ありません。

60歳から始める個人事業主~個人事業が「廃業率が高く生存率が低い」ワケ

個人事業を行うと1年で3割くらいの率で廃業するとか、10年では10%しか生存率がないというデータを見ることがあります。このデータを見るといつも違和感を抱きます。

父が生きていた時の父の個人事業は60歳からはじめ、事業を閉じる80歳という20年間、続けていましたし、姉も現在尚、続けています。

私の個人事業のイメージは飲食業ですが、これは確かに続けることは難しいです。3年持てばいい方でしょう。

しかし、ライターやweb関係の個人事業を続けることは果たして難しいのかという疑問があります。というのも基本、元手がかかるわけでもありませんし、サラリーマン時代に培った知識があり、それを活かしていけば逆にほとんどのフリーランサーは続くのではないかというのが私の仮設です。もし、続かないとなれば、それはその人個人に何か問題があったと思っているのです。

もちろん、派手に月に50万円~100万円を稼ぐことを目標にしていけば、それは私でも無理です。しかし、チマチマ稼ぎ、ひっそりとして生きていくのであれば個人事業のコスパは悪いはずがありません。

私は個人事業を実施する前にサラリーマンにどっぷりと浸かるべきことを推奨していますが、当たり前のことを当たり前にやると言うことがどの業務でも基本です。

基本の徹底はサラリーマンの武器でもありますが、個人事業でも同様です。これは私自身の推察ですが、もし、個人事業やライターが続かないのであれば、基本の徹底に課題があったのではないかと思っています。

私の個人事業は無理して稼ぐことを目標にせず、夫婦ふたりで暮らしていくことなので、そう考えるとハードルは異常に低いです。

私は横のつながりでほかのフリーランスとのつきあいはほとんどないのですが、これでクルマや家を買うということを目標にすると働き方も辛くなります。

中には有名になりたいという人もいるでしょうが、私はそこまでの知名度を上げなくても良いとも思っています。

色々と個人事業が「廃業率が高く生存率が低い」ワケを探っていくと無理をしすぎた側面があったのではと推察しています。個人事業を文字通り家族だけで暮らしていくだけの収入で満足していけば、そうそう廃業する必要はありません。

私は個人事業を開始して1年半を超えましたが、淡々と仕事をこなしつつ、生活しています。この生活を送っていく中で個人事業の廃業率が高く生存率が低いことにはデータの取り方に問題があるか、それとも事業を拡大しすぎたかによる廃業が多いのではと思っています。