ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳からの個人事業主~個人事業は客層が大事

 私たち夫婦は、つくづくお金に縁がありません。もともと、サラリーマン時代も上昇志向もなく、給料も出世も運だと割り切っていました。実際たいしたことがない役職でサラリーマン時代の幕を閉じました。

 そして個人事業主を開始しましたが、お金を儲けたいからという動機ではなく、自分の裁量で仕事をしたいという意向のほうが強かったです。そうなると当然、給料もガクンと落ちましたが、満足度が高いのが個人事業の仕事です。

 いろんなライターが昨年はこれだけ稼いだとアピールする人もいますが、わたしはとてもとても無理ですね。個人事業の会計年は1月~12月で計算しますから、年末にはツイッターで今年稼いだ金額を明示されている方が多かったです。

 それを見て私はなんとも思いません。私たちはとりあえず食べるのに困っていないので今のライフスタイルを変えることはしません。

 人それぞれ考え方が違いますが、普通に食べていければそんなに深刻に考えなくてもいいのではないかと思います。そこで老後についても心配だという人もいますが、重ねて提案しているように個人事業で稼ぐことでしのげるはずです。

 そこで気を付けたほうがいいのは、個人事業は客層を選んだほうがいいです。客層が悪いと最悪です。これはお金よりも場合によっては大事なことです。

 これはライターとか業種は関係ありません。私がサラリーマン時代、チラシを作成していた時、オーナーは思いついたら何回でもやりなおさせる人で、昨日と今日は全然話が違います。その度に私は印刷業者と打ち合わせし、やり直して修正するのですが、とにかく度が過ぎた修正でした。担当員である私もこれだけ修正させたから悪いから少し、金額を上乗せしないといけないと思いましたが、オーナーは金額まで指定してくる人でした。それも非常識的に安い金額でした。

 オーナーは、自社製品を買いたたかれている人ですから、印刷業者の気持ちも理解してくれるのではと思いましたが、想定外にかなりの理不尽なことを言っていました。

 オーナー直轄の指示で動くサラリーマンは、印刷会社や企画会社に提案、企画や見積もりを提出するよう促すのですが、意外と仕事はそんなに発注しないのです。はっきり言いますとこの仕事をしていた時の私はダメサラリーマンでした。自分でアイディアがないので他人を当てにしていました。

 こういう客層を選ぶと一時的には売り上げは上がりますが、その代わり時間を取られ、利益があがらないのでよくないです。ですから以前の私を反面教師として学んでほしいです。こんな会社に近寄ってはいけません。

 今の私は仕事相手がプロの方で仕事内容を理解してくれるので楽です。

 お金も大事ですが個人事業は客層の選択に失敗すると胃をやられます。私もメンタル面がそれほど強くないので、客層に恵まれることがとても大事です。

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