ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~元サラリーマンが主体的に生きるには

今の制度設計では、ミドル・シニアは三つの分岐点があります。一つは55歳あたりで役職定年を迎えて実務に徹する時、次は60歳定年、さらに再雇用で嘱託や顧問として65歳までつとめあげるという3点がミドル・シニアサラリーマンの分岐点になります。

私はコスパ的には60歳から始める個人事業を提起し、コストがかからない独りぼっち社長を行い、スキルを社会に提供しつつ、お金を頂戴する人生というのが面白いと常日頃言っています。

自分がいつ会社から離れるかという決断は主体的にご自身で決めることなのです。この主体的に生きるというのはサラリーマンではとても難しいです。たとえば会議でも、これは空気を読んで発言しない方がいいという局面があります。実際にうっかり発言して、ひんしゅくを買うことはままありますが、そうなると沈黙した方が出世しやすいのです。

ところがサラリーマンはそういう空気ばっかり読んでいると主体的に生きることはとても難しくなりますが、個人事業主はむしろ主体性が大事ですから人生観をここで大きくチェンジしていく必要があるのです。

私にしてもこの仕事を請けるべきか請けないべきかは自分で決めることですし、優先順位にしてもしかりです。すべて自分で決めるのです。主体的に生きるというのはそういうことです。これがサラリーマンであれば仕事の優先順位については、上長の助言や周囲との兼ね合いもありますから、すべて自分が決断することではありません。

そして55歳、60歳、65歳。この三つの年齢の時、いつ会社から卒業するかというのはミドル・シニアにとっては大変な決断です。人生で一番大きな決断です。この決断についてサラリーマンに対して言えることは、「悔いのない決断をしてください」ということです。

その決断の中で助言するとすれば、自分が一番やりたいときにやりたいことをするのが一番いいと考えています。

実は後に書きますが、決断というのはたいしたことがなくてその後の行動により、人生がほぽ決まります。

私の経験では好きな時に好きなことをやるというのが一番ポテンシャルが高くなります。人生いつか会社を卒業するわけですが、50代前半で卒業でき、淡々と個人事業主として仕事をこなしている私の人生はかなり恵まれています。

そこでさらに私が言いたいことは、サラリーマンは主体的に生きることは周囲との兼ね合いがあるので困難だとしても、練習することは必要です。

サラリーマンがずっと会社にいられれば、問題ありませんが組織は新陳代謝をはかる必要がありますのでいつかは退場を迫られます。その時は、ご自身がどう生きていくのかシュミレーションをしていくのも楽しいです。