ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~自営業のカラクリ

サラリーマン時代、自営業ってよく分からなかったです。勤め人からすると、自営業というのは得体の知れない存在で、どういう仕事内容なのかもよく分からなかったというのが、個人事業主をはじめる以前の私の考えでした。

サラリーマンのメリットは、社会的信用が安定している、カードの審査やローンも通りやすい、ボーナスももらえる、社会保障も充実している、年金は厚生年金ですから国民年金よりも余分にもらえるなどがあります。

「名ばかり部長」のことを書きましたが、前職の部長でも社会的信用度はかなり高いのです。

私は30年間ほどサラリーマンをしていましたから、個人事業というのはどういう世界なのか関心はあっても踏み入れることはありませんでした。

自分も50歳を過ぎて、業務に追われつつも、ランサーズやクラウドワークスなどで副業のバイトをしていましたが、まあまあ稼いでいました。同時期、会社では悩むことも多く、名ばかり管理職に嫌気がさしていて、フリーライターになりたいと漠然と考えていた頃、上司ともめて、個人事業主をはじめることにしました。

最寄りの税務署に開業届けを提出し、スタートしましたが、金額的には満足できるところです。一般的には年収は低いと思われるかも知れませんが、個人事業主のカラクリがあります。

平日を休みにあてることが可能でどこか旅行に行くにしても繁忙期を避けられます。さらには読みたかった図書や新聞も新聞図書費として一部按分で計上することも可能で、水道代・電気代・通信費など、本当にいろんな経費を按分計算で節税することができるのです。所得税・住民税はかなり安く収めています。国民年金と健康保険料は仕方がありませんが、妻の仕事の収入も含めればかなりいい具合に貯金もでき、生活レベルも悪くないのです。

個人事業で稼ぐシステムをつくっていけばあとはルーチンワークのような作業を続けていけば、サラリーマン時代よりもはるかに楽です。さらに合法的な節税もルーチンで行えば、意外と満足感のある生活を送ることが出来ます。

満員電車にも乗らなくても済みます。満員電車に乗る苦痛代は年間100万円くらいに計算できるのではないでしょうか。中にはそれよりももっと高く200万円という人もいるでしょう。

事業と節税のシステムをしっかりつくっていくと後はその軌道に乗せて粛々と日々を過ごせば良いので、年収は安くても満足度の高い生活が送ることが出来るのです。

これは感覚的なことですが、事業と節税システムをうまく活用することで個人事業の年収を300万円に抑えつつも、サラリーマンの収入500万円くらいの生活満足度をつくることができるのです。

このあたりは個人事業をやってみないと分からないです。ここにはいくつかのカラクリがあり、そのカラクリをすべて説明することは出来ませんが。このカラクリを理解したときは、「そういうことであったか」と腑に落ちることになります。

自分でも何を言っているか分かりませんが、このシステムをサラリーマンが知ったときは、ほとんどが「なにそれずるい」という反応が返ってくるでしょう。

個人事業のカラクリはいろいろあってブログには書けませんが、本当はこのカラクリはサラリーマンは知るべきなのです。