ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~個人事業が「廃業率が高く生存率が低い」ワケ

個人事業を行うと1年で3割くらいの率で廃業するとか、10年では10%しか生存率がないというデータを見ることがあります。このデータを見るといつも違和感を抱きます。

父が生きていた時の父の個人事業は60歳からはじめ、事業を閉じる80歳という20年間、続けていましたし、姉も現在尚、続けています。

私の個人事業のイメージは飲食業ですが、これは確かに続けることは難しいです。3年持てばいい方でしょう。

しかし、ライターやweb関係の個人事業を続けることは果たして難しいのかという疑問があります。というのも基本、元手がかかるわけでもありませんし、サラリーマン時代に培った知識があり、それを活かしていけば逆にほとんどのフリーランサーは続くのではないかというのが私の仮設です。もし、続かないとなれば、それはその人個人に何か問題があったと思っているのです。

もちろん、派手に月に50万円~100万円を稼ぐことを目標にしていけば、それは私でも無理です。しかし、チマチマ稼ぎ、ひっそりとして生きていくのであれば個人事業のコスパは悪いはずがありません。

私は個人事業を実施する前にサラリーマンにどっぷりと浸かるべきことを推奨していますが、当たり前のことを当たり前にやると言うことがどの業務でも基本です。

基本の徹底はサラリーマンの武器でもありますが、個人事業でも同様です。これは私自身の推察ですが、もし、個人事業やライターが続かないのであれば、基本の徹底に課題があったのではないかと思っています。

私の個人事業は無理して稼ぐことを目標にせず、夫婦ふたりで暮らしていくことなので、そう考えるとハードルは異常に低いです。

私は横のつながりでほかのフリーランスとのつきあいはほとんどないのですが、これでクルマや家を買うということを目標にすると働き方も辛くなります。

中には有名になりたいという人もいるでしょうが、私はそこまでの知名度を上げなくても良いとも思っています。

色々と個人事業が「廃業率が高く生存率が低い」ワケを探っていくと無理をしすぎた側面があったのではと推察しています。個人事業を文字通り家族だけで暮らしていくだけの収入で満足していけば、そうそう廃業する必要はありません。

私は個人事業を開始して1年半を超えましたが、淡々と仕事をこなしつつ、生活しています。この生活を送っていく中で個人事業の廃業率が高く生存率が低いことにはデータの取り方に問題があるか、それとも事業を拡大しすぎたかによる廃業が多いのではと思っています。