ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~フリーランスにおける老後の社会保障について

バブル世代ですと、みんなが財政に対して、甘く見積もると思われがちですがそれは人によります。私たち夫婦は財政規律派的な考えで、財政にはメリハリをもって望んでいます。

私は若いときからあまりフリーランスをすすめない理由は、年金問題があり、最初はサラリーマンからはじめ、厚生年金を払い続け、理想であれば60歳の定年後にフリーランスの道を選ぶのが望ましいと考えています。

私の場合は50代前半からフリーランスですが、20代~30代であれば年金問題は事前に考えた方がいいでしょう。もちろん、年金についてはなくなるという意見もありますが、国の制度ですからすべて消滅することはありません。ただし、70歳支給は十分に考えられます。

私が言いたいのは若いウチからフリーランスの道を選択した場合、収入をすべて使うのではなく、将来の社会保障を見据えて家の財政を検討して欲しいのです。

これについては生命保険会社が行なっている個人年金や証券会社の確定拠出年金も検討した方がいいです。

そしてフリーランスの欠点は稼げればいいのですが、なかなか不動産屋も賃貸についてはいい顔をしません。賃貸にすべきかサラリーマン時代から持ち家を購入すべきかクリアすべき問題はたくさんあります。

私はなんだかんだといってサラリーマンはいろいろな社会保障の観点から見て守られているとみています。なかにはこれを既得権益と非難する人もおりますが、それはさておき、守られている部分を大いに利用すべきです。

ところが60歳からの再雇用ではそれが守られなくなりますので、ここはドライになって考え、フリーランスへの転身をはかることは合理的であるとみているのです。

若いフリーランスの中には、高いバックなどを購入されている方もおります。もちろんそれに見合った収入を得ているのですから私が異議を唱える筋ではありませんが、フリーランス全員がこれだけ稼げるとは思えません。

ですので老後に備えて若い時から社会保障を完備する必要があります。フリーランスの強みはここにあるわけでサラリーマンがスキルもなく65歳あたりで引退を余儀なくされる反面、フリーランスで働こうと思えばいつまでも頑張れます。

公的年金個人年金+収入であれば、老後はかなり安泰です。私は30代から個人年金に入っており、今も毎年結構な金額を払っています。これに公的年金が加わると老後もそうそう困ることはありません。

さらに原稿代などの収入が続けば、老後不安は解消されるのではないでしょうか。私は、「下流老人」や「老後破綻」などの言葉は普通のサラリーマンを60代まで送れば無縁の言葉だと思っています。

また、フリーランスにしても若いウチから社会保障を完備すれば同様に無縁です。

ですので「老後はどうする?」という質問が来ても、私は、「まったく困ることはありません」と回答することにしています。