ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

オッサンですが、まだまだ若い

オッサンはキモくで世の中には不要な存在と言われることもありますが、私はまだまだ若いです。

確かに1日三本取材すれば辛いですが、1日6,000字くらいは平気で書けますし、サラリーマンから個人事業主に転じて以来、若さを取戻しました。

今は40代後半の若さがあると自負しています。

「オッサン無理するなよ」「いや40代後半も十分オッサンだから」「オッサンはあっちいけ」

と揶揄されそうですが、明らかに健康体になっています。あのままサラリーマンを続けていれば、ちょっときつく健康体というのはほど遠かったでしょうね。

だいたい50過ぎれば普通の新聞社であれば、デスクに就任し、若い人に取材先を譲るようなものですが、私は現場にこだわるのが好きで、若者記者に混じって取材する日々が続いています。

それにこんなことを言うと老害ライターと呼ばれそうですが、30代の脂ののっている記者に負けるつもりはありません。

私の得意分野の一つに、建設団体などに長く勤務した関係で、建設業界の記事を執筆していますが、会う記者はみなさん若いです。

自分の息子や娘のような年齢です。

ただ、業界紙や経済紙と同じレベルの原稿を執筆しては当然ボツになります。編集や運営から言われていることは、建設版「東洋経済」のような原稿を書いてくださいと言われるので、決して楽ではありません。

リリースを焼き直す記事であればwebニュースライターは通用しません。

そこにいかに独自性の視点を盛り込みとさらに深掘りするか、これは相当な努力が求められます。

ですので経済紙や業界紙を読む中で、「ここを深掘りすれば面白い」ということを常に怠るつもりはありません。

ただし、業界紙や経済紙はニュースに関しては即日入稿しなければなりませんので、私はそれは無理です。それが若者とオッサンの差かも知れません。

ちなみに今はどこの記者会見や発表の場でも一分一秒もムダにしないように、記事を書きながら、コメントを聞くスタイルが一般的になっています。

発表記事が似たり寄ったりになるのはそのせいかもしれません。昔は、経済記事も独自ネタを盛り込もうとして、囲み取材をやりつつ、深掘りをする内容もありましたが、今はそんな余裕はありません。

記者会見で取材相手の顔を見ず、ひたすらパソコンを打ち続ける姿は私にはなじめませんでしたが、早めの入稿が求めるられる時代では仕方が無いのでしょう。

紙とwebの差はそこにあります。じっくり相手の話を聞き、独自ネタを狙うwebニュースライターと機械的に記事を処理する紙媒体記者。

もちろん、仲が悪いわけでもなく協力することも多いのですが、似たような仕事でもこのように差が多いことを分かってもらえると嬉しいです。