ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

フリーランスは撤退戦も大事

仕事が多くなるとどうしても、選択と集中が大事になる。まあこういうことは言いたくないが、仕事の中でどうしても割に合うか合わないかと話になる。

戦線を拡大すれば締め切りも間に合わなくなるし、クライアントに迷惑もかける。その際、大事なことは仕事の見直しをし、戦線を縮小することがベストだと思う。

以前、ある仕事を請負っていたのだが、値段が安くてさらに、修正も多く要請されていたのだが、正直困っていたので、丁重にこの仕事はやめますと申し上げて、辞めたことがある。

実際、この仕事をしていたのはほとんどが主婦であり、これで生活できた人はほとんどいないと考えていた。

このライティング業務はクライアントが予算がないため、主婦が片手間に取材してライティングをしていたと想像するのだが、男性が行なうには割りが合わない仕事だ。

そこでアッサリと私は撤退した。ちなみに、業務が軌道に乗るに連れて、ランサーズとクラウドワークスからもほとんど撤退した、価格も安すぎるため、今はスカウトメールが来ても返事は一切出さないことにしている。

フリーランスの仕事を行なうにあたり、大切なことは撤退戦である。いかに利益を出すかを考えていくと仕事は自ずから絞られてくる。その絞った仕事に集中することにより、まあまあな利益を得ることができるのだ。

どんな仕事も請けるんだという意気込みも分らないわけでもないが、私はそれほど多くの仕事を請けて稼ぎたいという気持ちはそれほどなく、そこそこ生活できればいいと考えている。

そんな中で山ほど仕事を抱えていては余裕もなくなるし、旅行も行けなくなるのも困る。ワイフも時々、美味しいモノ食べたいという要望もあるので家族サービスにこたえるのも私の仕事の1つだ。

さらに仕事には優先順位もあり、お金も大事であるがやはり記名入り記事を執筆して欲しいと言う要望があればモチベーションも自然にアップする。

記名でもなく、報酬も安いというのであれば仕事を請ける義理もないというのが私の率直な気持ちだ。

フリーランスは撤退戦が大事と書いたが会社の仕事も同じだ。新規事業が儲かれば、既存の仕事で利益を出さなければ、会社全体の戦略を見直すことも大事だ。

戦線を拡大するのは簡単だが、撤退するのは難しい。太平洋戦争も果てしなき戦線を拡大したが、拡大路線はともすれば人員と予算が増えていく。人員と予算が増えて、利益が出なければ倒産や休・廃業の道に進む。

多分、ライティングの仕事だけではないだろう。どのような業態のフリーランスでも儲かるか儲からないかの仕事はある。自分の中でその仕事を線引きし、儲からない仕事は丁重に断り、撤退していくことが生き残っていく道だと思う。