ライター 長井の気ままな生活

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最悪シナリオ「インフラの老朽化」「少子高齢化」で衰退する日本

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2050年と言われても私は生きていない。

しかし、その過程が問題で、2020年を超えたあたりから、団塊の世代後期高齢者になり、介護も必要になってくる。彼らも現在、一部は、まだ働いているがこの時期になるとさすがに少数派になっていくだろう。

2020年あたりから、年金も再議論が余儀なくされる。年金は賦課方式であるので現役世代が負担するしくみになっている。問題は、現役世代が負担に耐えられるかそして、支給年齢を現行の65歳から70歳に上げていく議論が浮上するだろう。

恐らく、隠居というのは許されなくなるライフスタイルではないだろうか。サラリーマンも若手が少なくなるから、当然のごとく、定年という概念もなくなる。今は60歳定年が多く、60歳を超えると約半分くらいに年収は減りつつ、再雇用されるシステムが多い。

定年を延長する会社も一部あるがこれは大手に限られ、現実的には中小企業は、現行システムのまま70~75歳までフルタイムで現役世代のように働かないと会社が回らなくなるだろうし、フリーランスも、年金が受給されるのが遅れるため、やはり75歳くらいまで働くライフスタイルがあたりまえになっていくのかもしれない。

建設業界的な観点から見れば、今の50歳以降の年齢層は30%、29歳以下は10%。とても今の肥大化した社会インフラを維持することは不可能だ。

そもそも道路や水道を維持保全しようにも担い手がおらず、この時期に税金が今のように入ってくるかも相当怪しいもので、インフラのリストラは加速していくだろう。

今も大学が乱立しているが、大学や高校の廃校もあたりまえのようなニュースになり、学校の教師もリストラされる。子どもがいないから当然なのだが、今のままを放置すれば当然そうなる。

しかも、2030年頃には私も高齢者の仲間入りだが、この頃になると高齢者が肥大的に増え、救急を呼んでもすぐこない。コンビニ、レストラン、スナック、居酒屋も相当数廃業するのだろう。

うまくいくのは高齢者向けの商売のようだ。ゲートボール大会あたりが盛んになるのか。

地方に目を投じれば、再度、平成の大合併を行なう必要があるだろう。地方は議会を開くのも難しくなり、政令都市はなんとかもちこたえられるが、それ以外の都市はかなり厳しい。あとは、都道府県の県都も維持してもらわなければ困るが、限界集落も増えていき、その集落も高齢者だけで維持され、集落としての死を待つばかりのところが増えてくるだろう。

そんな嫌な社会だが、普段は全く考えないようにしている。人口動態はウソをつかないし、極端な話かも知れないがこんな未来予測は誰もがしているだろうし、そう思っている人もかなりいるだろう。

それじゃ一個人が何をできるかといえば何もできない。衰退していくこと黙ってみるしかない。処方箋は移民政策だが、日本人は移民を議論するだけでも嫌うし、中々政策として話を持って行くことも無理である。

私もある意味、諦めている面がある。今から人口を増やせというのも無理筋であるし、最後は衰退する日本の中でどう生きて楽しむかと言うことを考えるようにしている。

今後、日本人がどう生きるかということは各人の裁量によればいいと思う。それぞれがたくましく楽しんで人生を生きるのが一番いいと思う。