ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~上司と喧嘩して個人事業を開始する人のこと

 個人事業をはじめられるの中には上司と喧嘩して会社を飛び出す方もおります。これは理解できます。上司だからと言って人間性が優れ、仕事が出来るわけではありません。たまたま、社長の友人であるため、そのポジションにいることがあります。中小・零細企業で上のポジションにいる人は社長との人間関係によることが少なからずあります。

 中には、あまりにも酷い上司であれば「これはどう考えても、オレが業務を進めた方がスムーズに進むよな」と思い、最初のウチは真剣に上司に提言をしていきますが、まあそのうち遠からずぶつかります。ぶつかった結果、こんな馬鹿げた会社で仕事をすることはできないから、個人事業を興そうというタイプの人もいます。

 個人事業を興す社員は、もともと心に野望を秘めています。これは性格がおとなしい、活発とは別問題です。私はおとなしいですが、かねてから個人事業の検討していました。こういうタイプは心の中で時期が来れば独立を考え、必ず実行に移します。辞めるタイミングは、会社から学ぶことがなくなった時、あるいは上司の振る舞いに我慢が出来なくなったときなどがあります。私としては文字通り60歳からの個人事業開始を考えていました。

 加えて中小・零細企業の最大の問題として次の社長が決まっていない後継者問題があります。これから2025年に向けて中小・零細企業は休廃業、解散という大淘汰時代を迎えますが、どうせ淘汰される会社であれば忠義に励んでも仕方がない、貪欲に学んで学び尽くしたら辞めようと考える人もいるでしょう。

 これはみなさんに聞いて欲しいのですが、会社は人生最後まで面倒を見てくれません。ある日休廃業して解散すればオシマイです。また、都合が悪くなればリストラをしますし、仮に会社消滅後、別会社に異動できるという約定があり、実行に移されたとしても別会社に最後まで残れるかと言えば疑問で、リストラ部屋をつくって、部門ごと消滅される荒技もやります。全員リストラするための部門はあるのがこの世の定めなのです。会社視点からすると、人口減少時代を迎えている中、余分なぜい肉を抱えることはリスクなのです。50代はいつだってぜい肉扱いをされてきたのです。

 そこで我々社員側も自己防衛が必要で、個人事業主として独立することを狙うスキルを養うことは大事ですが、私の場合、上記の問題がつきまとい、本来であれば60歳であればすぐ辞めるつもりでしたが、そろそろ限界に来ていました。なので心情としては、50代に入った時点で「いつ辞めても不思議ではない」に尽きていました。

 同僚と居酒屋で上司の陰口や不平不満ばかり言う人と野心のある人と決定的に違うのは、不満を漏らさず黙々と働き、ある日イキナリ退職届を提出し、辞めます。会社からするとまったく想定外の行動ですが、行動こそが人生の打開に役立ちます。

 この2年間は本当に忙しく、行動し、失敗し、学び、付き合う人もガラリと変えました。人生の大リセットです。私のようなタイプの人間がこれだけの行動力があったとは、自分でも意外でした。

 私視点から見るとこれは必然のことだったです。タイトルにあるようなタイプでの個人事業主になった人は私は一定数いると思います。私は検討することも大事ですが、最後は行動が決めます。

 最後まで読んでいただき、感謝します。読者登録よろしくお願いします。