ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~楽しい仕事で食べていく

 私の個人事業もそろそろ3年目を迎えます。ちなみに、国の統計ではこの時点での個人事業の生存率は50%です。アメリカも同様な数値が出ます。私の個人事業がしぶとく生き残っているのは、何回も書いているように固定費と初期投資を削減しているからです。逆に私のビジネスモデルを模倣すれば、他の方の生存率も高まっていくことを確信しています。個人事業は生き残ることが大切です。

 どんなビジネスでも借金がないというのは最強です。また、私は家賃もないです。固定費らしい固定費もないです。すごく身軽です。水道代、ガス代、通信代等くらいなものですが、一般人の支出とそう変わりません。しかもこの支出も按分計算で、経費となるのです。

 これからの日本は残念ながら衰退を余儀なくされます。別に我々の責任ではなく、経済は人口の動態と大いに関連し、少子高齢化時代では、バブル時代のような発展は期待できません。派手に儲ける時代は終わったのです。衰退する日本の中でのビジネスは、拡大ビジネスよりも仕事が一人でもでき、ほぼ完結するような個人事業主のあり方が求められます。社員を雇用するのは、社会保険負担の観点から難しく、同様に働く側も働き方の多様化により、社員もフリーランスを選択する人が増えており、今は1,000万人がフリーランスという統計もあります。

 これからの会社がどうなっていくかといえば、中小・零細企業は休廃業、解散が増えていくでしょう。これは代表の年齢と関係してきますが、もう体力が限界で、これから会社をたたむことが新たなビジネスとして生まれます。私もM&Aの記事執筆は増えていくと予想しています。これは儲かっている建設業も例外ではなく、後継者不在の建設会社は山ほどあり、今後こちらの会社のM&Aが増えていくことになります。代表が高齢者であり、後継者が不在な場合、若い人は身の振り方を十分考えた方がいいです。このケースでは、転職か個人事業への転身を検討されてもいいでしょう。

 それよりも、私のようにリターンは高くないにしても、スモールローリスクビジネスで食べていく人が増えるでしょう。そこで重要なことは「仕事は楽しく」がポイントです。楽しくないと長く続きません。堀江貴文氏のような発言ではありませんが、「楽しい仕事で食べていく」ことが時代のトレンドになるのではないでしょうか。仕事は苦行である時代は終わらせるべきです。仕事は苦行であるべきだと主張される方がいれば、そんなに不幸な人を増やしてどうするのかと反論したいところです。

 思えばこの2年間色々なことがありました。営業からはじまり、編集部への売り込み、執筆、中には、WEBニュースでバズることもありますが、人気の出た原稿だからといって原稿代が上がるわけでもないです。書いていればそのうち何回か人気は出ます。時には、リベラル記事が理由で5chで叩かれることもありました。

 これまでは会社による信頼性を高めることがビジネスの1つでしたが、これからは個人事業主が個としての確立をしっかりと行う時代が来ます。各個人事業主が、各人の努力により、社会にメッセージを発信しつつ、信頼性を高めていくことが時代の必然になります。

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