ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~副業で準備するローリスクシニア起業

 今、シニアサラリーマンがどれだけ嬉々として働いているか、知るよしもありません。しかし、私の父が個人事業主をしていて、活躍の舞台は必ずしも会社だけではないと分かっていました。

 父のサラリーマン時代は60歳になったら再雇用なしであの当時は隠居が一般的でしたが、父は個人事業を興し、20年間続けました。

 50歳前半の頃、自分でもサラリーマン時代実務をやっていましたが、実はとある事情で限界に達していました。仕事が楽しくなかったです。60歳までガンバルと思っていましたが、精神的にも限界でスッパリと辞めました。

 とはいえ全く準備していないということはなく、副業でライターの仕事をしており、起業前にトレーニングを積んでいたのです。それに会社はあてにならないことも分かっていましたので、基本ローリスクで固定費を最低限に抑制し、起業しました。

 それに意識チェンジも早かったです。50代でそれなりにキャリアを積んだからといって、30代の編集者に対して、卑屈になることはなくとも偉そうな態度で接することは慎んでいました。もともと現役時代から、それほど自己主張が激しいタイプではなかったのです。ですからそれが良かったのでしょう。

 立場がかつての会社の部長ではないと言うことへの意識変革もスムーズに進みました。

 どうすればシニア起業がうまく行くかという点ですが、これは父と姉、そして私の経験を言えば、最初の初期投資や今後かかるであろう固定費を徹底的に抑制することです。

 中には起業記念で派手なパーティーをする人もいますがこれは厳然として慎むべきです。何が一番かかるかといえば事務所家賃と従業員の給料です。ですからやれることはすべて自分でやることを心がけるべきです。私はカネ計算が出来ませんが、妻は商売人の出なので、カネ計算は異常に速い。このあたり妻に任せましたので確定申告も問題なくできました。

 個人事業が10年もたたずにバタバタと倒産、休廃業するのは、上記に書いたことと真逆なことをやっているからです。

 これからのシニアは、ローリスク起業で生きていく道を探っていくことはとても大切だと思います。ものの本では30代からの起業本が多いですが、シニアこそ起業に最も向いているのです。

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