ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

ライターとしてあるべき姿と生き残る道  廃業を逃れるただ一つの方法

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ライター業界は、参入が容易である一方、廃業も同じくらいと多いと想定されます。まあ、基本的にライターでは食べていけなかったのでしょう。

ライターとしての開業届を提出したとは言え、仕事がなかったり、クラウドソーシングでしのいでも安く叩かれてしまい、夢破れる方はとても多いのです。

そこでサラリーマンや日常に戻っていくのでしょう。ですので、私はフリーランスがバラ色であり、あなたもフリーランスになるべきですとは安易に申しません。

私もサラリーマン並みに勉強していますし、情報収集につとめています。前回に私は、ライターもサラリーマン同様の社会性が必要と提案しました。

「自由になりたいからライターになりたい」というのであればそれは少し違和感があります。

これを書いた理由は、ある社長をインタビューした際、私の姿を見て、少々驚かれていたのです。

「ライターさんも中には、背広を着て、サラリーマンのような挨拶の仕方をする方もいるんですね」

との話がありました。ですので、結構、ライターの方にはラフな格好が多いのだろうと思っており、ライター同士の懇親会に出席した際も同様な印象を受けました。

そこで次はいよいよ廃業の多い、ライター業界の中でどのようにすれば存続できるかというテーマです。

自分の得意分野を棚卸しして、整理整頓し、市場に乗り出すことが重要です。

誰もが参入しやすい分野であれば生き残るのは難しいでしょう。原稿代も安く買いたたかれます。

その市場のことを私はレッドオーシャンと呼んでいて、参入は避けています。

私の場合を整理整頓すると

1.  建設ライター

2  行政・国会議員・企業・団体との対面取材(アポ取りから執筆まで)

3   社史編纂

4  働き方改革ライター(対面取材)

この4点に絞られてきます。ここから企画立案し、広報と編集の橋渡しを行ない、編集からGOサインが出れば、広報と折衝します。

広報との折衝は前回に書きましたので割愛します。

私の場合は4点に絞っている理由は、私にとってほかのライターが参入しにくい、参入したとしても通用しにくいブルーオーシャンだったのです。

webニュースは一般紙と比較して信用度が低いです。そこで行政や大規模な企業のアポ取りから執筆、広報との連絡・伝達まで丁寧に行なうライターは結構貴重なのです。

これが一般紙でしたら、大歓迎ですが、webニュースですと広報は、「大丈夫か」と不安視されるのは当然のことなのです。

その不安を払拭することがライターの力量、交渉能力、企画立案能力なのです。

編集部から「よくあそこの企業に食い込めましたね」と言われ、一方、広報からは、「ものすごく丁寧な取材と詳細に戦略の内容を明確に書いてくれて感謝します」と両方からそれぞれ感謝されることが多いのです。

信用してくれる広報からは、「実はこんな話があり、webニュースに是非」とのお声もかかるようになり、また記者会見でも質疑応答時間の時に、挙手をすると、一般紙よりも先に指名してくれるサービスもしてくれるようになります。

こうした大企業の取材があるとwebニュースの信用力も高まり、広告出稿の効果もあるため、結構、編集者からは重宝されていると自負しております。

webニュースに対しての信用と言うよりも、昨日も書きましたが最後にモノを言うのはライター個人の信用力です。

そして、長々と書きましたが、ライターが廃業を逃れるただ一つの方法は得意分野のブルーオーシャンへの参入がカギになります。