ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳からの個人事業主~これからの老後は労働と趣味の両方を楽しむ時代に

 60歳以降の労働について様々な意見が新聞やネット上で議論されていますが、割に悲観的な意見が多く感じられます。ネットでは、「65歳過ぎたら働きたくない」「体がもたない」「国は我々を殺す気か」などの辛辣な意見です。

 それはサラリーマンを60歳以上もを続けると辛いです。特に私は中小零細企業を渡り歩いてきましたが、55歳から給料が減り、60歳以降ですと給料が半減し、責任は変わらず、正直これを60歳以降も続けられるかといえば、なかなか厳しいです。

 実はマスコミが報じる高齢者の労働の在り方は大企業のことで世の中のほとんどのサラリーマンが働く中小零細企業の再雇用についてはあまり関心がもたれません。だからこそ、悲観的な観点で論じる人が多いのかもしれません。

 そこで私は、60歳以降の働き方は雇われであること辞めて、労働も趣味も一緒に楽しむ人生をグラウンドデザインとして描いてみてはいかがでしょうかと提案しています。

 日本人は労働を苦行であると考え、実際その部分は否定していませんが、これからはメリハリのつけた自身の裁量で働き、休む時も同じく裁量をもって、旅行などを楽しむことはとても大事なことです。そうすれば働くことも趣味も同時に楽しめます。

 しかし、会社勤務であればこの人生のグラウンドデザインは描けません。特に有給休暇取得に厳しい中小零細企業ではこの働き方を望むのは困難であります。ただし、以前も書いたように私が60歳を超えればオリンピックみたいに全員が個人事業になればいいと思う反面、やはり向き不向きがあります。

 ですから自身で大人の学びを行い、自己研鑽につとめ、自身を大きく変革し、会社人間から個人事業主に向く人に変わっていくことも可能です。私も実は、個人事業主開始の数年前はサラリーマンにどっぷり浸かっていましたので、個人事業を起こすことは考えもしなかったのです。ですから、大人も変わることができるのです。これは50過ぎて伸びしろがないとみられるかもしれませんが、そんなことはありません。

 そして個人事業で働きつつも、旅行を楽しんでいますが、私も妻も満足度の高い生活を維持しています。12月に台湾、1月に沖縄とそれぞれ旅行しましたが、こんな生活は、サラリーマンであれば不可能であったでしょう。いずれも繁忙期を外しているので旅費は安かったです。

 サラリーマンを降りることは、社会的地位、出世、学歴その他のことを捨てるわけですから相当な勇気が必要です。しかし、降りたことで満足度の高い生活が得られています。

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