60歳から始める個人事業主～働き続けると「お金」「健康」「孤独」の問題が解決できる

　私は今の社会が65歳のシニアを会社から「ご苦労様」と放り出すのはもったいないと思います。そこで思い切って自身のスキルや人脈を活かし、個人事業主の開業を進めています。もちろん特性その他もありますが、たった一度の人生です。雇われで全うするのはもったいないというのが私の持論です。

　60歳定年を迎えれば基本自由の身です。残りの人生をどう生きるかはこれからは重要なテーマになり、ローリスクシニア起業を推奨しています。

　私は50歳前半から個人事業主をはじめましたが今の私の心情としては、「もっと前からはじめれば良かった」というものです。とはいえ、サラリーマンであれば定期収入も入りますし、60歳までは結構な収入が確保されます。60歳を超えれば新入社員に毛の生えた給料に格下げされるので、そんなことで人生を切り売りするのは馬鹿馬鹿しいです。

　では働かないという選択はあるべきか。これはもったいないです。健康体で働き続ける能力などがあれば働くべきです。働き続けるといいことが3つほどあります。

　シニアが働くと、「お金」「健康」「孤独」の老後三大問題が一気に解決されるのです。まずよく年金だけでは5万円～6万円不足するとよく言われますが、私は前から、「5万円～6万円を稼ぐのはすごく簡単だから働くべき」と提起しています。FPの計算でおかしいのはなぜ投資させようとして働くべきことを助言しないのかと言うことでした。働けば20万円稼ぐのも実は難しくありません。そうすると逆に15万円黒字になるのです。

　そして次は「健康」です。私は取材であちらこちらに行きますがこれがいい運動になっています。もちろん終日原稿書く日がありますから毎日出歩いているわけではありませんが、出歩くことはとても大事で健康寿命も延びます。

　最後に「孤独」です。なにが孤独かといえば、自分は社会から必要とされていないと感じたときいいようのない孤独感を抱きます。私は現役時代よりも多くの原稿を執筆していますし、編集者とのやりとりは続いています。こういう生活であれば「孤独」を感じることはありません。

　つまり私のような個人事業主として働くことは老後三大問題である「お金」「健康」「孤独」を解決することが出来るのです。ですから、働くという選択を是非選んで欲しいのです。しかも楽しいですし、サラリーマン時代と違って好きな時に旅行に行けるのです。先日も繁忙期を外して台湾に行きました。こんな生活はサラリーマンでは無理です。さらに近く南国に足を伸ばそうと計画中です。

　人間らしい生活を考えたとき、60歳以降、サラリーマンを続けることが最適解かといえばそれは違うと思います。私はそんなにお金を稼がなくてもいいので60歳以降は人間らしい生活を回復すべきだと思います。

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