ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~定年レスの時代で私たちはどう生きるか

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 私は常々、「定年消滅」時代が到来すると書いていて、そのため、60歳から独立し、シニア起業をはじめてはいかがと提案しています。これは実は自分の父が60歳から個人事業主をはじめて80歳まで続けたことを間近に見てきたことも大きいです。

 「定年消滅」時代は、会社によっては定年延長し、退職金大幅カットに踏み切るところもあり、逆に50代に対しては役職定年やリストラを断行し、給料大幅カットの方向で進むことになります。いずれにしても50代に対しては役員以外はそれほど高い給料を払うことは出来ないというのが企業のホンネです。なにが言いたいかと言えば、企業や社会側の論理としては、「それほどお金は上げられないが、人手不足であることから働いて欲しい」というものです。

 社会保障も老人に対しても大盤振る舞いできないこともあり、イメージとしては大学卒業を23歳としたら、52年間働き続ける社会が普通に到来し、75歳現役で働く人々が一般化します。理由は寿命が長くなったことと、国は社会保障についてみなさんに働いてもらってなるべく支出したくないのです。年金で生活できるかと言えば、これは難しいです。そこで投資という人もいますがこれは悪手です。ちなみに52年間サラリーマンとして働くことは私にとっては無理ですが、他の人にとってもかなり難しいです。ですから定年レス時代ではどこかで個人事業主の立ち上げを視野に入れることが肝要です。

 私は「A会社の長井さん」としての存在よりも、個人個人がそれぞれ信用をアップすることが時代の必然になると考えます。これから長く働くことになりますが、その際、自社はいつまで保つかと問うことも大事なことです。会社ってこんなことも身もふたもないのですが、30年間以上存在すればかなり立派なものです。そこで自分の年と重ね合わせて、代表の年齢なども考えれば企業の存続はいつまでかというのはおおよそ想像がつきます。

 そこで、ある程度オールラウンドに食べていけるスキルがとても大事です。一つの会社なり組織に忠誠を誓い、社内政治やその組織だけしか通用しない属人的なスキルを磨くのはこれからの時代はとてもリスクの高い人生です。

 ですから定年レス時代というのは各人の人生で自由度が高くなる反面、会社がなんとかしてくれることはありません。もちろん、いい大人が会社に甘えることは許されませんが、これからの時代、社員も社長も甘えるべきではありません。社長は社員に払うべき賃金は払うべきですし、みなし残業などはとんでもないことです。一方、社員も会社が消滅した際は、社長に恨み言を言っても仕方がないので、その時、自分の身の振り方は考えていくべきです。

 ただこれからの定年レス時代は普通に転職することが当たり前の時代になります。転職する技術を磨くためには副業などでスキルを磨くだけではなく、いろんなところに顔を出すことも必要になってきます。

 そして転職をして最後の上がりは、個人事業主として起業して、残りの人生を全うしていた自分の父をイメージしています。

 自分で書いていて、身もふたもないコラムになって申し訳ないです。でも働き方を変えれば、幸せをもたらすこともできます。サラリーマンだけを考えると厳しいです。

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