ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~ライター業界来る人去る人

 ライター業界も商売ですから、やはり生計を立てられない人もおります。今日は中々シビアな話です。実はライターの仕事は現実的には厳しく、数年で廃業される方が多いというのが実感です。個人事業としてのライターの年収では、200万円~400万円で、これを超えるのは難しいと推察しています。もちろん売れっ子ライターはおります。ただし、これはライターの資質よりも有名人になるための素養の方が求められます。発信力は上手い方でないと難しいです。

 私はビジネスとしてのライターはどうあるべきかということを鳥瞰的に考えたときに、「集客の確保」ともに「ストックビジネス」の構築のサイクルがうまく回せるかが大事でした。このサイクルが回せなかったら私も廃業していたでしょう。継続性が担保されるサイトに執筆できたことは私にとってはとても良かったと思います。そこで編集者から信頼を得られれば、実はなんとか生活が出来るのです。

 実は上手くいっているライターは、毎月特定分野から一定の収入を得ているのです。しかもその分野に限って言えば顔も広いため、重宝されているのも事実です。手品のように色々と記事を特定分野で執筆していることが多いのです。

 さて取材元に行くと、このライターさんが辞めたという話も聞くことが時々あります。他のライターに対してはともに個人事業主ですから切磋琢磨で競争することもありますが、一方、いい智恵があればお互いにシェアすることがあってもいいです。

 「あの人は人あたりがいいライターでしたが残念ですね」と取材元と話すことがありますが、ライターを辞める理由は様々あります。

 女性ライターでいえば、結婚やダンナさんの転勤などで東京を離れなければならない事情もあり、とりあえず一時的にライターをやめる人が多いです。ただ最近は、ランサーズなどのクラウドワークスもあるため、そちらで仕事を請ける人もいます。男性のライターも青雲の志を持ってライターとなる人もいますが、「ストックビジネス」のサイクルを回せないと厳しく、これまた廃業する人もいます。

 ライター業界もギルドのような組合形式に発展するという人もいますが、私はそれは疑問です。個人事業主同士で団結して、出版社と交渉することがそもそも可能なのかと疑問に思います。

 事業を継続をするためには得意技が必要です。複数メディアに顔を売ることも大事ですが、得意技を基にした「ストックビジネス」で食べている人が多いのが実情です。今年もライター業界で来る人去る人がいます。なるべくなら頑張って欲しいと願っています。

 「どうしたら事業が継続できるか」

 この視点は個人事業を進めていく上で大事です。私は、ランチェスターの弱者の戦略を基に、事業継続を考えていましたが、今年も何とかなりました。私は自身を弱者と定義していますが、弱者が存続するためにはどうあるべきかの英知をランチェスターや中国春秋戦国時代から学んでおり、それを実践することで私の個人事業はなんとかなっています。

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