ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~自分の仕事がブラック化しないように

 個人事業主でもやりようによっては仕事は簡単にブラック化します。個人事業が軌道に乗り、拡大しますと仕事が当然、増えます。私も仕事を増やし、稼ごうとすればより稼ぐことはできますが、あえて一定の金額に留めています。

 「今月はこのくらい稼いだからいいよね」

 という感覚です。特に、今月は新年号の年末進行でしたので仕事が上旬に重なり、第一稿原稿を中旬に編集者に渡し、それを修正しつつ、最終確認は月末になります。特に、12月は業界雑誌や業界紙の仕事が増えますが、それではこの時期、WEBニュースの仕事はどうかといえば、減らします。ですから仕事の量は毎月定量的に抑えているのが私の仕事の手法です。

 仕事の量を増やせば、確かに、収入も増えますが、生活の満足度が減少します。私は以前、会社がブラック化しないために、外注を増やすことを提案しましたが、個人事業もブラック化しないためには、仕事の量を一定にすべきとしたいところです。

 お金が欲しくないと言えばウソになりますが、あんまり欲を出して仕事を抱え過ぎていくと今度は仕事を中々減らせないものです。私が会社を退社した理由の1つは、妻との気ままな生活を楽しみたいということもありますから、お金も仕事もほどほどでいいのです。私のビジネスは、色々と呼称を付けていますが、「ほどほどビジネス」でもあります。

 実はこの「ほどほどビジネス」はサラリーマン時代から望んでいて、年収は今の半分でいいから、もっと働きやすく、休暇もそこそこ取れて、ゆったりとした生活を送りたいと同僚に話したことがありますが、それはこの会社では無理で起業か転職するしか方法がないと言う回答がありました。

 率直に言うと、あまり「勝ち組」「負け組」と世の中の二極論でとらえることは全く関心がありません。生活のあり方を2つの道しかないというのは極論過ぎます。いろんな道や生き方があります。もっとほどほどに生きてそこで幸福を見出すことの生き方が世の中に広まってもいい気がするのです。

 これを読んで「長井の書いていることは間違いだ。ダメ人間一直線だ。長井のような人間が広まると日本がダメになる」と言うことも自由ですし、ご自身がさらに働き稼ぐ働き方は否定しません。いろんな働き方があってよいのです。各人の働き方はそれぞれが尊重されるべきです。決して、この「働き方でないとダメ」と相手に押しつけるような国になって欲しくないです。日本では社風により働き方の文化があり、会社に所属している限り、個人の働き方は中々認められません。これは極めて残念なことです。

 そんな私の個人事業で気をつけているのは気分を良くして無理に業務を拡大しないことです。理想とする商売は、「崎陽軒」です。ほぼ神奈川県限定商圏で、ビジネスは拡大していませんが、収益はしっかりと確保しています。収益とともに休みも確保し、気ままな生活を楽しんでいきたいと思います。

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