ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~年賀状を卒業します

 12月の頭に、私は姉に、「年賀状止めましょう」と伝えました。姉も喜んでいました。姉は何人か大学時代の友人と年賀状を交わしているようですが、本心では会うこともないので、意味がないとも思っていたとのことです。それに私と姉は年一度食事して、お互いの近況を語りますが、姉とのつきあいはそれで十分です。なにか問題があったときに、お互い協力すればいい話です。

 来年正月に年賀状を親戚や大学の友人に出しますが、その際は、「年賀状を卒業します」という一文を書くつもりでいて、年賀状を今後、出すことはありません。なにか自分の身に変化があればその際は近況報告はがきとして提出します。

 前にも書きましたが年賀状営業はほとんど効果がなく、私の場合は、企画案が商材ですから、その企画案が良ければ編集者はOKを出して取材に入ります。ですから日頃の企画の善し悪しが仕事につながるのです。

 私も定期的に歯医者行きますが、歯医者から年賀状もらったから行くということではなく、歯のメンテナンスが虫歯予防につながるから行くという考えです。それに年賀状をもらっても1月超えたら誰からもらったか忘れますし、覚えていないのが実情なのです。

 それよりもこんな企画がありますと提案した方がいいです。業界によってビジネスのあり方は異なるかも知れませんが、自ら企画を立案することは自分も成長します。私も営業をしますが、ただ強気で売り込み、トークで何とかしようとする人もいますが、客先に対して誠実であり、マメに企画提案すれば何とかなるものです。

 営業というと押しの強さ、セールストーク、頭を下げる、ノルマの達成などのイメージがありますが、私は自分自身を販促するために過去記事を紹介しています。

 私はテレアポ、強気の営業というのは時代遅れではないだろうかと思っているのです。売ってナンボという昭和時代の営業ではなく、宣伝ではこういう切り口がありますと提案型営業を心がけています。提案型営業であればお互いが対等ですから、変に卑屈になることもありません。

 私は年賀状は出しませんがその代わり、メールでの企画提案は広報や編集部に対してはマメに出しています。また、先方から逆提案をされることもあります。いずれにしても昭和時代のようにひたすら、「強気で押しの強さ」「売ってナンボ」のような営業を狩猟型営業と呼んでいますが、これは縄文時代のやり方です。安定した食い扶持を探すためには、農耕が必要で弥生時代のように安定感のある農耕型営業が求められます。

 私は腰は低いですが決して卑屈ではありません。営業も狩猟型を卒業し、農耕型へチェンジし、日々企画提案する時代になっていくべきです。その象徴として私にとって年賀状の卒業があります。