ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

台湾弾丸旅行7~九份へ行こう

5.九份

 九份はかつてゴールドラッシュで栄えた街で今は古き良き台湾の街並みを残しています。現在では石段や狭い路地、赤い提灯が特徴的なレトロな雰囲気を醸し出す街として、世界中の観光客から注目されています。日本人的にはジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなった場所とされるところもあり、かなりの人気スポットです。

 ただし、写真を見てもらえれば分かりますが、私たち夫婦が九份に到着したときは雨が酷かったことがとても残念です。台北市内では小雨でしたが、山の上にある九份に着くと大雨と言うことはよくある話です。この場合、傘だけでは対応するのは難しく、コンビニなどで雨合羽を買うというのがベストです。バス停近くにファミリーマートがありますのでそちらで買うのがいいです。

 

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晴れてれば下の景色もよく見ることができましたが

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千と千尋の神隠しのモデルとなった場所?

 九份で驚いたことは、これほど観光客が集中して来訪しているとは想像していなかったのです。私たちが行ったのはシーズンオフですから、それほど人がいないと思っていたのですが、狭い路地を歩くのも一苦労でした。言葉も日本語、韓国語、中国語が飛び交い、やはり観光地としては台北市内よりも人気スポットとの印象がありました。

 

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九份の路地

 そして雨が降ると寒くなりますので温かいそばがオススメです。台湾料理の中では、国民食とも言われる「牛肉麺」がありますが、ここで食べてもいいでしょう。

 路地の入り口に、「麺屋」があったのでここで食べました。この時は、一気に気温が下がり、寒いので一休みしました。この「牛肉麺」は寒いこともありましたが、美味しすぎました。

 

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牛肉麺で身体を温めました

 ほかにも、オススメと言えば、温かいお汁粉みたいのも名物ですのでそちらも食べました。

 色々と楽しめましたが、九份だけではなく世界的な観光地で言われていることは、観光スポットに人が集中する傾向があります。日本で言えば京都に集中して、外国人が一杯で、京都の社会インフラがついていけなくなっているとの指摘もあります。

 実際、九份行きのバスもかなりの人が並んでおり、バスの運転手は普段バスを使う人に配慮し、すべての人を乗せず一部は現地の人のために椅子を確保していました。

 あまりにも人があふれすぎて現地の人々の生活がままならない観光公害という単語も生まれていますが、自分も観光客として、観光公害の加害者とならないために、どう振る舞えば良いかと考えさせられた1日でした。

 九份の人々も観光で食べている部分が多いにしてもそれがキャパシティーを超える観光客が来た場合、どう裁くかというのはかなり難しいでしょう。日本人が休みになる12月28日から人が台湾に押し寄せていくでしょうが、どのくらい人が来るか実は想像が出来なかったのです。

 そして帰りは在来線を使いました。山の上からバスに乗り、瑞芳駅に着きました。ただし、ついていない時はついていなくて、台北駅に向かう在来線が18分遅れで到着しました。待っている間も寒かったです。

 

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瑞芳駅

 しかし、最後に天は我らに味方しました。台北駅に向かう在来線がガラガラに空いていたのです。私たちは一番前で待っていたのですが、その時、後ろから日本語で、「やったー」という声が聞こえました。私も同じ思いでした。台北駅に着いたときには身体は冷え冷えでしたが、夜は暖かいものを食べて、一休みしました。

 2日目のスケジュールは、ホテル⇒行天宮⇒マッサージ⇒九份⇒瑞芳駅⇒台北駅⇒ホテルでした。

 明日はいよいよ最終日です。とはいえ、ほぼ午前中で台北市内から離れ、桃園空港に向かい、日本に帰国します。