ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~個人事業主は嫌で割に合わない仕事はどうするか

 タイトルにあるビジネスは正直、個人事業主になったら避けることは難しいです。嫌でも割に合わない仕事はどうしても体験します。

「嫌だ。体験したくない」と言っても向こうから来る場合もあり、こちらが近寄ったら体験する場合もあります。この場合どうするかといえば、とりあえず3ヶ月くらいは体験してもいいかもしれません。

 それでもこれ以上は無理だなと思えば、その時、次からは丁重にお断りするかスルーするしかありません。個人事業主や中小企業経営者でも必要なことは、「見切り千両」です。株と同じです。見切ることはかなり大切な要素で、「これはダメだな」と思えば、先方に失礼にならないように丁重にお断りすれば、相手も恨みません。

 その一方、少し続けることも一つの考え方です。個人事業主はその時は、「割りにあわないなー」と思っていても希に後でいいこともあることもあるのです。人間関係は私は完全に断ち切ることを薦めません。その時は損はしても、この次は、いい話があるということもあるのです。

 人間関係ってどこで味方か敵になるかわかりません。協力すべき局面が突然出てきますし、その時、相手が元請になることもあるのです。

 ただし、それでも「いいことがない」ことも当然あります。そこでメドがついたら、マナーを守りつつ、来月からは忙しくなったので申し訳ないですが請けられないですと丁重に言うことでひとまず完了するのがいいです。そうすれば相手に対して失礼ではありません。

 実際、元請と下請の関係は業務委託で社員ではないので関係はドライでいいと思うのです。ただし、その仕事で儲からなくても、別のビジネスが派生することもあり、簡単に見切ることも薦めません。一方、変に力を入れ込む必要もありません。ただし、請けている期間はプロとして仕事をすることが求められます。

 しかし3ヶ月くらいやっていますと、プロジェクトに区切りが生まれますし、収益についても見切りが出来ます。私はサラリーマン時代は元請の立場でしたが、あまりも安く指定したため、実は下請から逃げられたことがあります。この下請はかなり頼りにしていましたが、やはり値段があわないと、逃げられることも仕方がないと反省したことがあります。相手は私の仕事を嫌で割に合わないものだったのでしょう。

 やはり、お互いビジネスですから、元請からするとこの予算で収めたいという気持ちも分かりますが、下請からするとその金額ではあわないという気持ちもこれまた理解できます。そこでお互い、折衝しますが、金額が妥結しなければ仕事を請けないということになりますから、金額的にあわないなどの理由があれば断ることもあっていいのです。