ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~個人事業は最初の数ヶ月は赤字になります

 私はかなりなんとかなっている個人事業ですが、開始した当初は赤字が続いていました。顧客ゼロ・売上ゼロから始まるから当然です。商売が最初からうまく行くというのは限られていて、Kindle本の中には、「最初から上手くいった。オレはビジネスの天才」と書く人もいますが、それはマユツバで、当初は貯金の切り崩しは余儀なくされます。

 ただし、私の強みは、仕入れ不要・在庫を持たないことです。ですから貯金の取り崩しといっても知れています。これで仕入れが必要で在庫を持つビジネスであれば、かなり存続は厳しかったです。私はこれからのビジネスは1人代表・自分派遣で行なうべきで自由に生きられる手法を提起していますが、商材はなんでもよく、自分が営業をやって派遣するのも自分で完結することが非常にシンプルであり、当初の投資はそれほどかからないと思っています。

 ところが個人事業主で一年も持たないで廃業する理由の多くは推測ですが、「貯金がない」ということかもしれません。あるいは数ヶ月ビジネスをやったがまったく売れなかったと言うことも理由かもしれません。何しろ個人事業は1年で廃業率は30%を超えるワケで結構存続が難しいのです。

 ただやはりそこそこ何とかなったのは、腰の低さと顔の広さに起因して、ライター業がうまくいったと思います。気むずかしいところもないし、編集者からすれば使いやすいところがあったのかもしれません。

 ですから、個人事業の当初はほぼ赤字になります。個人事業主の中には、最初から黒字という人もいますが、これはどうやって黒字化できるのか分かりません。どのような方法であっても月ベースで黒字化にもっていくことが最初に行なうことで、これに成功していくと、次の月も黒字となんとかなっています。まあ、私の場合、生活費を事業の中で稼がなければならないので、収入-事業費-経費-生活費=プラスになっていれば問題ないです。ちなみに、今はほぼこの状況です。しかも妻の収入は貯金しています。これが2馬力の強みです。

 最初の赤字期間をうまく乗り切って、営業もしつつ、カネを稼ぐというのが個人事業の当初の仕事ですが、何とかなっています。そのためにはビジネスモデルをすごくシンプルにすることが大切です。

 ビジネスを複雑化すると、赤字が1年以上続いて最終的には諦めてしまうかもしれません。私はビジネスの最適化は、なるべくシンプルであるべきであると考えます。私は決して商売は得意ではありません。営業だってやったことがなかったのです。それでも何とかなった理由は、シンプル化であることが大きいでしょう。