ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~個人事業主の収入と所得の違い

 私は、個人事業主をはじめて以来、太っています。そこで、イベント会場に行って出展社に話を聞いてまとめる作業をしていますが、これはかなり歩きますので健康にいいです。3時間歩きつつ、それぞれ出展社に聞きますがこれは中々面白いです。

 夜、食事が終わった後、私たち夫婦は散歩に出かけます。特に目的はないのですが、安売りのドラッグストアへ買い物に行こうと思い立てばそちらに行きますし、駅の近辺の本屋に行きたければそちらに行きます。目的は健康のために歩くことと、夫婦のコミュニケーションの頻度を高めることです。そしてもう一つはダイエットです。

 在宅で仕事ばかりしていると太りますので、少し外へ出た方がいいです。1年10ヶ月の個人事業でしたが、収入は半分くらいに減ったものの、特に生活に困っているわけでもなく、ストレスも相当軽減されています。我が家は、お金持ちではありませんが、食べるに困らない生活です。

 お金は必要ですが、ストレスを貯めすぎてまで、大金を稼ぐ必要はないような気がします。ストレス軽減は人生にとって新たな道が開けます。楽になります。そこで、お金を稼ぐことについて価値観もずいぶん変わりました。もっともサラリーマン時代もたいした手取りを稼いでいたわけではありません。

 今の価値観は、一定のお金を稼ぐと、

 「こんなものでいいよね」ということです。今月はもうこれで仕事はおしまい。これは私も妻も同様な価値観です。怠け者の価値観だと言われそうですが、この価値観でずいぶん楽になります。しかも、個人事業主は節税するため、所得を落とす傾向にあります。私も今は11月ですのでおおよその今年の所得見通しは付きました。ですから所得見通しを他人に素直に言うと、かなり驚かれます。

 「そんなので生活できるの」という反応です。個人事業主にとって収入は簡単に言うと売上です。では所得とは何かといえば、収入から経費と控除を抜いた数字です。個人事業主は経費をなるべく多く見積もるため、所得を抑えるのはそんなカラクリなのです。ですから個人事業主の所得を聞くと驚くほど低い数字を言いますが、収入は想定以上に高い場合があります。

 ただし、『自営業の老後』にも書かれていますが、実は所得を抑えすぎるとデメリットもあります。もともと、個人事業主は金融機関は相手にされませんが、もっと無視されます。所得を抑えるケースは金融機関に頼らず独立独歩でやっていく場合かも知れません。