ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~上田 惣子さんの『自営業の老後』を読んで

 私がもしサラリーマンをまったく経験せず、大学を出ていきなりフリーランスをやっていた世界が上田 惣子さんの『自営業の老後』というマンガに描かれていました。

 

 

マンガ 自営業の老後

マンガ 自営業の老後

 

 

  タイトルがわかりやすく、自営の老後が悲惨なように描かれていますが、作者の自営に問題があったように思います。それでも恵まれた人生を送っており、家の購入をし、ローンを終わっているところを見ると一般サラリーマンは羨ましいと感じることが多いのではないでしょうか。

 上田さんはお金について老後不安を抱いておりますが、私から見れば特に問題がなく、逆に恵まれた人生と受け止めています。

 上田さんと同様、実は私もローンがないので、老後もバクチを打たなければ困らない生活です。上田さんと私はほぼ同様な年齢ですが、私が不安になったのは仕事の依頼が来なくなることです。上田さんはこの本を書く前は仕事の依頼がほぼまったくなかったようで、不安に囲まれていたのです。

 ここに書かれている内容については、ポイントはいつくかあるのですが、まず家計を明確にすることです。私の場合、やったことは、私と妻の貯金がいくらあって、年間の収支がどのくらいで、1年間にどれほど貯金できるかということです。簡単に言うと家計の見える化です。こんなことを言うとなんですが、年間一定額を貯金できていると分かると安心感が増します。

実は、会社在籍中お金の計算が大嫌いでしたが、個人事業主になった今、そうもいかず、こまめに個人事業の会計簿をチェックしています。年収手取り最低300万円を稼ぎたいという思いもありますが、60歳から個人年金、65歳から公的年金が入ってきた場合の働き方をどう変えるかなど、実は個人事業主は考えなければならないことは山ほどあると言うことに気がつきました。

 私は個人事業を続けられる秘訣はやはり収支のバランスに尽きると思っていますが、支出がかなり上回ると不安が増します。あとは健康で、楽しく暮らすことが一番のポイントです。

 何とかなるための自営の方策ということはみんな考えているのですが、結構、この本は役に立ちます。Amazonのレビューでは批判が多いのですが、作者の心情の近い私としてはオススメをしたいです。

 そこで次からは私にとっての『自営業の老後』を解説したいと思っています。上田さんに賛成や反対する部分が交互しますが、自分の『自営業の老後』私案を披露したいです。