ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~人手不足倒産が増えている? オッサンに外注すればいいと思います

私はあらゆる産業の人口動態は健全なピラミッド構造が望ましいと思っています。

たとえばこんな感じです。

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こういうピラミッドであれば多くの産業は健全です。建設業界は実際はオッサンばっかりで、業界は「けんせつ小町」とかいろいろと宣伝していますが、厳しいです。

オッサンばかりの会社ならいいかもしれません。私のいた会社は、老人ばかりで平均年齢は60歳くらいかもしれません。私の世代がまだ若手だから酷いものです。

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この図で言えることは、建設業界は55歳以上のオッサンたちが33%で、あと10年か15年くらいで100万人以上が離職します。建設業界団体から言わせると100万人離職時代です。それに若手の29歳以下は約10%でやはり、氷河期を潰した影響というのはかなり大きいことが分かります。

建設業界って別に戦略を考えて事業を行なっていないんです。その時その時のムードに流されることが多いんです。スーパーゼネコンは優秀な人材が社長をやっていると思われがちですが、内実はこんなものです。

そして仕事って給料だけでは人が来ないのです。やはり激務だと人が来ないですね。建設とか運輸なんてその典型じゃないですかね。

建設って裁量労働制が多いんです。ですから残業させ放題で、割と夜10時頃まで残っている人って多いのです。夜2時まで仕事漬けって人もいます。それで土曜日が休みというのであればいいのですが、業界的に休めません。

裁量労働制で知り合いの会社の採用パンフレットを見たら、男性・女性社員も6時半で帰宅と書いていましたが、いやいや違うだろうと苦笑いしました。

建設業の残業代を正直に払ったら膨大な金額になるはずです。建設業とその関連業界はみなし残業が多く、コスパ的に給料は高いようでいて高くないです。時給に直すと、セブン・イレブンのバイト並です。

私も今は給料安くてもいいから個人事業主でのんびりやっていますから、こういう人が意外と多いかも知れませんね。

で人が不足しているとお嘆きの業界にアドバイスですが、やはり外注という概念をもっと拡大するべきであると思うのです。私が現場に出るというのは無理ですが、現場OKというたくましいオッサンもいると思うのです。

今や大企業は外注の概念は当然となっており、現場監督も派遣の人が結構います。別に建設業界に限らないのですが、中小企業って面白いのは全部自分のところで完結させようと試みるのです。

それってやっぱり辛いと思うのです。今は職人外注のためのアプリがありますから、活用すればいいんです。

これは別に職人の世界に限らないんですが、人手不足で大変だと叫んでいるニュースがとても多いのです。私も人手不足記事を書いていてうけがいいので何回も似たような記事を書いています。

biz-journal.jp

たとえばこれとか。私は仕事きついとか、人手が不足して困ったと嘆いている会社は、信頼できる人を獲得して、外注化を進めればなんとかなると思うのです。

ただ、外注するカネがないというのは単なる資金不足でそれは、不況型倒産であって人手不足倒産ではありません。

最近は不況型倒産と人手不足倒産が混合されすぎている傾向にあると思います。