ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~会社を辞めたオッサンのその後

会社って別に仲良し倶楽部でもありません。仕事をするところです。昔勤務していた社長は会社は家族だと言っていましたが、私はそう思ったことは一度もありません。その発想はよくわからなかったというのがホンネでした。

ちなみに、先日、会社の人から私に間違い電話がかかってきまして、「すまん。間違いだ」と言われつつ、「今何しているの」と聞かれました。

私は「適当に文章書いています」と答えました。その人は私の回答に関心を示した雰囲気ではありません。私も会社在籍中、辞めた人がどういう生活をしているか関心がありませんでしたが、まあなんかで暮らしているのだろうと思ってはいましたが、わざわざ調べようとも思っていませんでした。

なので会社の人が今、私がライターの仕事をしていて、WEBニュースライターや社史編纂などの仕事をしていることを知らないことはある意味当然のことです。私も言わないですから。こんなに大量にライティングをしていると知れば少し驚くかもしれません。

私のブログやTwitterの存在も知らないでしょう。

しかし、最も意外なのは私がタバコを止めたことでしょう。もし、タバコをやめたことを知ればみな驚くに違いありません。

会社を退社し、時間がたっていくごとに話題にのぼることが少なくなります。何しろ会社をやめる人間はそれなりにいますから、いちいち話題にしていたらきりがないものです。

最初のウチは、「あの人、何して食べているのだろう」と食事の中で話題に上ることもあります。この点に関心があるのは、何か良い食い扶持を見つけられれば、自分も鞍替えすることを考えている人がいたからです。

ちなみに、ある人が話題に上がったとき、生活に困っている雰囲気でもなかったため、「あいつロトでもあったたんじゃないか」という話がありましたね。

特に、私の場合、50代前半で辞めて辞め方もバックレに近いものでしたので、1年間は話題になったでしょう。しかし、そのうち忘れるものです。それはやはり会社は新しい仕事が生み出されていき、忙しい毎日を送るからです。また、別の人が退社して私のことは忘れ去られます。

社員が関心があるのは、「何して食べているのだろう」ということです。これは会社自身うぬぼれに近いものがあるのですが、ウチの会社から離れたら食べていけないという思い込みがあるのです。

そんなわけがないんです。みんななんかで食べて生きているのですが、それについてあまり目をむかない方が多かったです。ましてや私のように個人事業主で仕事をするというのはサラリーマン視点からすると、信じられないようです。

このブログを読んでいるサラリーマンがいらしたら、自社を辞めた人はそれなりに食べていると想像して下さい。ひょっとしたら、自社にいる時よりもいい生活をしているのかもしれないのです。