ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~台風一過で思うこと。会社の意識は変わるべき

台風一過で思うことは、10月1日朝時点で、都心に出社するのは無理があります。無理をさせるから混雑も起るのですが、こういう時は社内一斉送信システムを使い、「明日の午前、出社に及ばず。リモートワークかテレワークで各自の業務を行い、頃合いを見て出社すべし」というメールを送るべきだと考えました。

サラリーマンは自主的に、「本日は出社すべきか否か」を判断することはできません。判断は会社に委ね、もし通知がなければそのまま出社するのがサラリーマンです。私も現役時代そうでしたから、これは間違っているとは思っていません。

しかし、今日もテレビを見て、出社で苦労するサラリーマンの姿を見て同情しつつも、日本の会社文化はなかなか変わらないなあと思いました。

「もっと合理的な判断を下せないのかな」

これが今の私の感想です。そういえば、中央大学理工学部の田口東教授の研究によると、東京五輪時には、鉄道は大混乱になるとのことですが、これもリモートワーク、時差通勤、テレワークを行えば十分対応できるのです。

家でできる仕事はたくさんありますし、働き方も柔軟にすべきです。今日のような日は、まさにいい具合に実験的に行う時でした。

特に、日本の中小・零細企業の意識変革は重要です。私も大企業のテレワークなどについては結構取材しているので、意識が次々と変わっていくことは理解していますが、中小・零細企業の意識は昭和に留まっているところが多いです。

これは創業者が実権を握っていて昭和の働き方がベストとする人が多いからと見ています。オーナー経営者は決断も早い反面、ワンマンであるため、時代の潮流に遅れるなどの欠点があります。

それが採用面で敬遠されるなど今は悪い影響が出ています。そこで人材流出も発生している中で、ある創業者は、「少数精鋭」と言っていました。この「少数精鋭」との言葉がトップから出れば、採用活動では無策を意味します。

自分たちが変わるために何をすべきを考えるべきです。今日のような日はちょうどいい日ではないかと思うのです。

時代はどんどん変わっているのに昭和に留まっている企業は多く、それが衰退を招いているのを目の当たりにしていますが、そういう企業は人材獲得時代を迎えている中、市場から退場しても仕方ありません。