ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~個人事業主は人がいいだけでは難しいです

人がいいと思われがちな私ですが、実は、ブラックな部分も包容しており、損をして得を取る性格も有しています。そういうことを一番、理解している人は妻ともう一人いました。

若い方でしたが私のことをよく分かっていました。仕事上で私のことを単にお人好しと評価する人が多数でしたが、ブラックな部分をただ1人見抜いた人物です。

その方は私のことをホワイトとブラックな部分の両方を持っていると評しましたが、その評価は実に正しかったのです。ブラックな部分は、『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造とそっくりですといっていました。

これは別に私に限ったことではなく、「光と影」は誰もが合わせ持つコインの裏表のようなものでしょう。そして性格の「光と影」は個人事業主には必要なことです。

サラリーマンの良いところはいろいろありますが、会社が社員を守る面があります。しかし、個人事業主には仕事以外でいろいろな人が勧誘がありますが、これは個人で守らなくてはならないのです。

場合によっては詐欺師、マルチ、儲け話をもってくる人などさまざまな人が近寄ってくることもあります。そういう人たちを撃退する必要がありますので単に人が良いだけでは難しいのです。

もちろん、クライアントには、影の部分を見せる必要もありません。

また、人によっては下請に対して、極端に見下す人もいますが、これは決して許される態度ではありません。対等のパートナーとしてお互いが敬意を抱きつつ、接すれば良い話です。仕事上でブラックな部分を露呈するのも感心しません。その方がいい仕事をお互いが出来ます。

私がブラックな部分を見せるのは、詐欺師のような人や以前書いた押し売り屋に対しても同様な態度を取ります。

あるいは会社を辞めるときもそうでした。丁重に対応しつつも、有給休暇確保のためには会社にあまり甘い顔を見せるわけにもいきません。そして退職を社長に認めてもらうためには、甘い対応ではとても無理です。社長に対してもきつい部分を吐き出しました。

裏切り者と思われるかも知れませんが、いい人でいすぎて辞められなかった人を見てきましたので、社長が納得するまで影の部分で対応したのです。

普段はこういう態度を見せることはありませんが、やはり退職か否かという重要な局面では、ホワイトで甘い顔だけでは辞めるのは難しい。実際、ただ辞めたいという人は辞められなかったです。人がいいだけでは会社を辞めることは難しいです。そして有休確保も甘い顔では認めないことだったでしょう。

時としてブラックな部分も必要なのです。