ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~社長とは適度な距離感を持っていた方がいいですね

人間一番大事なことは、引き際です。それは死ぬまでサラリーマンをやり、社長もそれを容認するのであれば別ですが、おおむね65歳になると、ほぼサラリーマン人生の幕を閉じます。

その際、あまりじたばたしない方がいいです。若い人に席を譲らないと会社は新陳代謝しないもので、老人ばかりが集まる老人ホームと化しますので、ラインから外れるべきでしょう。

人間ってなかなか綺麗な引き際をするのはとても難しい。私の知人が老後に再婚された方がいて、かなりの高齢者であるにもかかわらず、相変わらず働き蜂です。あの方と現在私のどっちが働いているかと言えば、年齢が私より20歳上でありますが、あの方の方が3倍~4倍働いています。

働き蜂って働き蜂としか生きていけないのだろうかと思います。もちろんその方は有能ですし、社長も手放したくありません。その気持ちは理解できますが、私は一方でその年なら人生を楽しめばいいのにと余計なお世話な気持ちもわきます。

その方は、もちろんお金には困っていません。ありあまる財力と資産があります。

私があの立ち位置なら、憧れのヨーロッパ旅行を楽しんでいます。仕事も大事ですが、その方は十分、使命を果たされたのです。もう第3の人生で奥様とヨーロッパ旅行を楽しんでもいいはずです。

結局引退するときは亡くなるときなのかという感想を抱いています。あそこまで働くとなると80~90歳でもヨボヨボになってもすごい人脈を持っているので社長も手放さないでしょうし、下手に社長に気に入られるとサラリーマン人生はやっかいだなと思いました。

そう考えると、社長とは適度な距離感を持っていて割と正解だったとも思います。もちろん、嫌われるべきではありません。好かれつつも一定の距離感を保つということです。距離感が近すぎると引退を認めないでしょうし、実際、社長のお気に入りの方が引退を申し出たとき、なかなか認めず何とか認めてもらったときは身体はボロボロになって引退後、すぐ亡くなってしまいました。

まあ見方によれば社長の犠牲者とも言えますが、甘言で残ってくれと言われても年齢や健康を考えると固辞した方が良かったのです。その方も人が良かったのでしょうが、人が良すぎても問題があります。

なにがなんでも引退すると社長の甘言を固辞すれば、社長も何にも言えなくなります。