ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~人類はそんなに無理ができる動物ではありません

動物は、エサを確保した後、ムシャムシャ食べますが、その後ごろごろするケースもあります。やはり、腹がふくれたら一安心ということもあるのでしょう。

人間は、会社によりますが休むことはなかなか許されません。このあたりサラリーマンの満足度が低いことに表れています。営業であれば大きな仕事を受諾したあとであれば、気前よく1週間休んでこいということが許されてもいいのでしょうが、現実にはその後の落とし込み作業などでますます忙しくなり、正式にその仕事がスムーズに運用できるまでがプロジェクトの完了と言うことになります。

そこで会社からヨーロッパ1週間旅行OKというご褒美も出してもいいのでしょうけれど、今度は次のプロジェクトを獲得せよというご下命がくだります。

ですから現実的には、休むことができない会社の方が多いです。私は別に社会主義者ではありませんが、資本家は労働者を搾取しないと自分の儲けが出ないですから、従業員に対して徹底的に無理をさせる人もいます。

そういう社長からすれば有給休暇はとんでもないことです。自分が損をした気分になるのでしょう。

私のあるつながりで、ある社長さんと知り合いでしたが、御殿のような家で1台数千万もするクルマを何台も持っている贅沢な生活を送られた方もいました。

私は資本家の搾取というのは一概に否定していません。ただし、程度の問題があり、私は心の中で景気の良い今、特別手当をはずんで従業員に還元すべきではと提起しています。

こういう御殿を見るのは、その会社の従業員の生活を知っている私から見ると良い気分はしませんでした。社長からすれば従業員を正社員として徹底的に酷使し、利益を上げるビジネスモデルですが、従業員の健康を犠牲にして成り立っている生活と考えると従業員も大変だなと同情もしておりました。もちろん、社長なりにリスクを負っているということも理解できますが、搾取の度合いもいきすぎるとどのような美辞麗句を語っても説得力はありません。

私は内心その社長に対して、ここまで資産を形成したウラには従業員を相当叩いたんだろうなと想像していました。

自分が1人で仕事をし、人を雇用したりしないのは、指導できないこともありますが、自分もその子の労働力を搾取する立場になったら、そんな自分に嫌気が指すこともあります。

搾取しないと儲かりませんし、でも搾取はイヤです。そして無理をさせようとするでしょうが、それもイヤです。なんだかんだ1人作業が気楽なのは事情がありますが、そんなところです。