ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~サマータイムで早く帰れるとは思えません

私は個人事業主ですから、サマータイムの影響は受けにくいと割合に楽観視しています。とはいえ気の毒なのはサラリーマンで真面目な日本人がサマータイムで早く出勤することは確実ですが、サマータイム時間6時(通常時間4時)あたりに帰宅できるかはおおいに疑問です。

恐らく、大企業はそれなりに福利厚生について配慮すると思うのです。問題は中小でサマータイム時間6時はまだまだかんかん照りの時間帯ですが、この時間帯から飲みに行こうかという気になるのでしょうか。

また、日本の中小・零細企業の中には相互監視社会の文化が残っているので6時でも、「太陽はこんなに高いよ。キミは帰るの?」とイヤミの1つも言う上司もいるしょう。

先日、大企業の時差Bizを取材しましたが、やはりしっかりしています。朝7時出勤で夕方4時退勤と鮮やかな対応を取っていました。妻の知り合いが大企業に勤務していますが、6時になったらみんなすぐ帰ります。出勤も9時ギリギリです。

やはりマンパワーがしっかりしている会社は総合力が強いですが、中小・零細企業はギリギリの人間で回しています。気持ちの余裕のない上司の中には、夜遅くまで仕事をしないと許さない人もいるでしょう。

日本の企業の中には日が落ちてはじめて帰ることを許されるところがあります。こういう文化のある日本でサマータイムを導入を次の臨時国会で上程するとのことですが、正気とは思えません。

まあ、私がつとめていた会社であればサマータイムで6時に帰るのは許されないと思いますね。結局、東京日没時間の8時半まで働いていたと思います。

そうなると、朝サマータイム時間6時(通常時間8時)に電車に乗って、同7時(同9時)まで会社に到着それから仕事して、日没の同時間8時半(通常時間6時半)まで仕事することが何となく予想が付きます。これ以外でも残業が当然あるのでさらに働きます。

花火大会や夏祭りなんてどうなるんでしょうね。サマータイム時間にすれば、日没時間を考えれば9時半頃から打ち上げです。終わりは11時半になりますが帰りの電車は大混乱です。

こんな働き方したら、必ず私は身体を壊していました。それは1日や2日はいいですが、これを恒久的な働き方にするとのことです。

とても人間らしい働き方とは思いません。日本の大多数は中小企業ですから、そこが法律を守らないと意味がないのです。

もういい加減、「根性とか社会的貢献」という言葉で、自分の人生を台無しにするのはやめたほうがいいでしょう。