ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~会社を大きくしないこと

個人事業が軌道に乗れば、人間は欲も出てくることもあり、会社をより大きくすべきではないかという考えも出てきます。

私はそれについては明確に反対します。ましてや正社員を雇用し、編集プロダクション化することも同様に反対です。

個人事業主になれば、自分でできることは最大限自分で行うべきです。もし、できなければ、その道のプロに外注すれば良いです。

日本は、すでに超少子高齢化になっており、需要もそれほど伸びない社会が到来しています。もはや高度成長やバブル時代のようにおおきな贅沢ができる社会が再度来ることはありません。

中国やアジアの台頭を見てもこれから日本の地位が下がっていくというのも悲しいことですが、これも現実として受け止めていく必要もあります。

しかし、官僚でも政治家でもない私が日本国家について真剣に考えてもあんまり意味のないことであり、せいぜい、自分の家族とともにどうすれば小さな幸せの道を歩むべきかと淡々と日々、思案しているところです。

 こういうことを言うと身もふたもありませんが、これからの社会はそれぞれが自分とその周辺の小さな幸せを追求していくようになっていくのかなと思っています。

社会的使命とか多くの人を幸せにするために、自分が馬車馬のように働くというのは私には無理でした。

実はサラリーマン時代には高い理想や理念を持って働き続けていたのも事実です。

私たちが馬車馬になって働く一方、ところが都内には外国人が日本で楽しんでいる姿を見ていくうちに、私は、次第に、これは「楽しんでいる外国人が正しい」と思うようになってきました。

「社会的使命や理想を考えよりも自分たち夫婦の幸せを大切にしよう」

そのうち社内的な人間関係も馬鹿馬鹿しくなり、退社に至りました。

そこで私は年収300万円で気楽に過ごす方法を考え、支出も減らしつつ、残りのライフスタイルをどうあるべきかと考えた結果、「少欲知足」という生き方に収れんしたのです。

私は締め切り関係で逆算工程で考えるクセがあり、今、このくらいの収入だからこのくらいの支出に収めれば、安定して暮らせるという発想で生きています。

そこで私はみなさんにどんなスキルがあるかとゼロベースでスキルの棚卸しをすることをオススメします。

今は思わぬスキルで食べていけられる時代です。会社を大きくせず、スキルを活かしつつ、ひとりぼっち社長で「少欲知足」経営を行っていけば、何とかなるモノなのです。