ライター 長井の気ままな生活

気ままなライター生活を綴ります

60歳から始める個人事業主~支出のあり方はサラリーマン時代と違います

私は60歳からの個人事業主がもっともリスクの少ない生き方であり、「年収300万円」プラス年金という「小ビジネス」「ひとりぼっち社長」がこれからのトレンドになるだろうと提起しています。

ただし、これには例外があり、60歳を過ぎて役員として残れる見込みがあるか、建設業であちらこちらで引っ張りだこの施工管理技士などの資格保有者であれば、まだまだ頑張るべきでそちらの方がコスパがいいはずです。

ですから私の提起する「60歳からの個人事業主」はすべてあてはまることではありませんが、多くのサラリーマンには参考にして欲しいと願っています。

また、いつか役員から退くときが来ますから、その時から個人事業主をはじめても決して遅くはありません。

そういう意味では、数多くのスキル持ちの役員は、最強にコスパが高いです。たた、「年収300万円」+年金では最盛期の年収よりもどうしても下がる方が多数です。

そこで肝要なのは支出にメリハリを持つことです。私の場合は個人事業主の勉強や本、グルメ、旅行にはそこそこ支出はしても、冠婚葬祭、同窓会、飲み会、虚礼についてはすべて支出を限りなくゼロにしています。

たとえば私は今年、年賀状を劇的に減らしましたが、私が出した年賀状は1人1人に文章内容は異なり、心を込めた近況報告としています。

当然、サラリーマンをやめた身でありますから、意味もない見栄をはることもありません。

前職の人から焼き肉を奢ってという申し出がありましたが、私は現役を退いたのでそんなお金ないよと断っています。

現役で独身時代は、上長から貴族と言われたほどお金はそれなりに自由になっていましたが、今はもう立場が異なりますので、サラリーマン時代と違って見栄も張ることもありません。

親戚づきあいも考え物で姉とは年1回会食しますが、それ以外誰かと付き合うこともありません。ただし、妻側の親族や友人には逆にかなり配慮はしています。

見栄を張るのをやめて自分が好きなことに集中するというのはサラリーマン時代ではできなかったことで心がかなり自由になります。

サラリーマンですとそれなりに世間の目、社会の目があり、制限があります。結構こういうことに息苦しさを感じていたことは確かであります。

個人事業主は贅沢はできませんが、自分や家族に集中する支出になりますのでその分、満足度が高いです。それでも支出の総額はサラリーマンの方が多いはずです。しかし、その支出のどれだけが純粋に自分や家族のために使ったかと言えばおおいに疑問です。

現役サラリーマンであればご理解いただけるかもしれませんが、ストレス解消のために無駄な支出をしているか部下などに気を使って奢ったりなどが多いのではないでしょうか。

そういうことから解放されることは、個人事業主のいいところです。